「人生に起こる全てのことには意味があるはずです」とグリーフにいる人に言ってしまうことがあります。何事にも意味を見出そうとするその前向きな姿勢が、私たちに苦難を乗り越える力になってくれることがあるからです。認知(物事の意味づけ)を変えることで、以前よりも耐えやすく、取り組みやすくなることもあります。
ただ・・・グリーフの質によってはその同じ言葉が、とても辛い言葉になってしまうときもあります。例えば・・・家族や恋人が突然病気で亡くなったとき、事故やテロや戦争や紛争に巻き込まれて亡くなってしまったとき、自分で亡くなってしまったとき、あるいは罪もないのに殺されてしまったときに、その言葉を言いますか??そのことにどう積極的な意味を見出そうとするのでしょうか?
・・・「人生に起こるいくつかのことは、直したり取り戻したりすることはできず、ただ持ち歩いて行くだけのこともあります」。
そんな時に支えになるサポーターの機能とは、aknowledgement。あなたがそういう辛い状態にいることを、知ってくれている人がいること、だと言います。
「私はあなたが痛みにいることを知っています。私はいま、そんなあなたと一緒にいますよ」このような機能です。
痛みや困難なタイミングにいることを静かにサポーティブに知ってもらっていることに、一番支えられるのです。
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