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◆◆自分の平凡さを認めつつ、 自分の中に隠されている かもしれない「非凡さ」を 見つけてみよう

非凡な人間になろうと、

才能を開花させようと、

がんばってはみるけれど、

結局、自分は平凡なんだな、

とガッカリしてしまうことがある。

けれど、平凡は、

恥ずかしいことじゃない。

自分の性格やら、

能力やら、背景やら、

すべてが非凡ということはない。

人間は誰しも、何かしら、

平凡な側面を持っていると思う。

その平凡さと、

ささやかな非凡さの組み合わせが、

個性を作っているんだろう。

だから、自分の平凡さを前に、

あきらめてしまうんじゃなくて、

その平凡さで出来る努力を

ずーっと続けていくことが、

ちょっとした非凡を

生むんじゃないだろうか。

そもそも、

平凡と受け止めるのも、

非凡と受け止めるのも、

そんなに大差ないのかもしれない。

自分の平凡さを認めつつ、

自分の中に隠されている

かもしれない「非凡さ」を

見つけてみよう、という気持ちを、

捨てなければいいのだろう。

猫と針(恩田陸)

S. 自分の平凡さに気づいていること。それでよしとしていること。平凡さの中に紛れる非凡さも探そうとすること。…みんな大事なんですね。

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