◆◆ワーホリや留学生にとっての学校、バイト、ホームステイやシェアでの人間関係や恋愛関係のインパクト◆◆
ワーホリや留学生(語学学校や大学)など日本の若い方のカウンセリングを多くやっていると、クラスメートやシェアやバイトでの人間関係、友人関係、恋愛関係が、彼らにとっていかにインパクトの大きなものであるかを感じさせられます。
彼らは多くがシングルで若く、当地での人間関係を欲します。話し合い、誘い合い、支え合う存在として、まだ会って間もない仲間たちと、かなり頻繁につるむことを求める方たちが多いのです。
そこでの人関係上のいさかいやストレスがあると、それも彼らにとって大きなインパクトとなります。こちらから見ると「そんな家族や旦那でもない、まだ出会ったばかりの人間関係なのだから、そんなに思い込まなくても」とか、「何しにここに来たの?友達や恋人と関係することをメインの目的に来たのではないでしょう?」などど、よもすれば言いたくなってしまう事態であったりするのですが、彼らにとってはそれらがとても大事です。
そこでは、彼らが実はまだまだ思春期や青年期前期の心理的課題にいて、「仲間コミュニティの中に受け入れられ、親からの心理的な分離自立を果たすこと」がとても重要な時期であったり、配偶者選択の予行練習のような異性や同性との関係を体験したがっている時期だからでもあります。
友達とのいさかい、シェアでのトラブル、バイトでのポリティックス(力関係)によるストレス・・・。楽しく素晴らしい出会いや人間関係の体験とともに、そんなことがあることもあります。そこで彼らは、若者らしいまだ経験の多くないナイーブな心と感性で、悩んだり揺れたりしがちです。
彼らとカウンセリングしていて、高校や大学のスクール・カウンセラーや学生相談室でのカウンセリングでは、こんな年代のこんな心理的課題の方たちと会うのだろう、と思わされることもあります。
ワーホリや留学生にとっても、シティの真ん中の日系医療・歯科センター内にある保健室やスクール・カウンセリング・ルームのようでありたいとも思っています。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。