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26「蕎麦と日本酒」

 

26「蕎麦と日本酒」

 

前回は酒蔵ライブのお話をさせていただきました。その中でちょっとだけ触れましたが二戸市の蕎麦打ち愛好会「二戸ご法度の会」についてお話をしたいと思います。

この会は、私たちの酒蔵のある二戸市で、本当に美味しい蕎麦を食べたい、と願う方々が集まったのがきっかけでした。

二戸市を中心とした4市町村の広域連合体「カシオペア連邦」では雑穀の生産量が日本でも有数を誇ります。蕎麦の生産も多く、昔から蕎麦は身の回りに当たり前にあったものでした。

そんな蕎麦好き達が自分達で蕎麦を栽培し、収穫したものを自分達で打って食べようじゃないか、と考えたのがこのご法度の会です。

会員は200名以上おり、毎月1回開催される定例会には50名以上の会員がオブザーバーを引き連れたりして多数参加しています。

この会と南部美人の関わりは古く、立ち上がったばかりのご法度の会で、南部美人の発売前の新商品などを頻繁に試飲していただき意見をいただいていた経緯があり、そのまま現在では毎月その月1番のオススメのお酒を持って行き、皆さんに打ち立ての蕎麦と一緒に楽しんでいただくスタイルが定着しました。

蕎麦はご存知の通り、打つのにも時間がかかります。待っている間、何もしていないわけにはいきませんので、郷土料理のおつまみと、オススメの南部美人を楽しんでいただいています。そのうち、会員の奥さん達が自家製の漬物を持ってきてくれたり、色々な協力の下この会は成り立っています。

ご法度の会の素晴らしいところは、毎月1回の定例会に参加すると、誰でも蕎麦打ちの体験が出来ることです。そうして打った蕎麦は「誰々さんが打った蕎麦ですよ」と紹介されて会員の皆さんに食べてもらうことが出来ます。そのうち本気になって蕎麦打ちにはまる人も出てきました。

会費3000円で南部美人のオススメのお酒が飲み放題、蕎麦もほとんど食べ放題、しかも自分で打つ事も出来る、こんな素晴らしい会が北国岩手にはあります。出前で蕎麦打ちのイベントをしてくれたりもしていますので、是非海外での二戸ご法度の会を実現させることが出来るように、これからも頑張って行きたいと思います。

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