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シドニー発豪ドル見通し(2011年2月7日)

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

(豪ドル米ドル日足)

(豪ドル円日足)

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital,AT FUND,Sydneyでファンドマネージャーを務める傍ら日本の投資家に市場情報を発信している。為替歴28年。

趣味:ゴルフ、テニス、空手(体空道)、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

今週の主な予定、イベント

2/7(月)12月豪州小売売上高、白川日銀総裁講演、8(火)日本12月貿易収支、経常収支、9(水)豪州2月WESTPAC消費者信頼感指数、独12月貿易収支、経常収支、バーナンキFRB議長下院予算委員会で議会証言、米格付け機関ムーディーズ「ソブリン格付けメディア懇談会」、日本党首討論会、10(木)豪州1 月雇用統計、1月中国貿易収支、英国中銀政策会議、11(金)日本建国記念日で休場、12月米貿易収支、2月ミシガン大学消費者信頼感指数、トリシェECB総裁講演

 

マーケットの焦点

 先週も週末金曜日の米国1月雇用統計を焦点として色々な出来事がありました。前回も言いましたように現在相場の最大関心事は米国金利(ドル)動向と、エジプト情勢、欧州財政問題などリスク値の動向です。先週も相場の方向は一方的ではなく、各通貨相場も振幅しました。米国指標(ISM製造業、非製造業指数、ADP雇用指数など)は強含みでしたが、ドル買い一辺倒とはならず、むしろユーロやポンドはインフレ圧力が指摘されて金利先高感から買われ、また豪ドルは大型サイクロン一過とRBA声明(火曜日)や四半期金融報告(金曜日)で強めの経済見通しが示されたことから堅調推移しました。結局金曜日に発表された1月米雇用統計は就業者数の伸びが予想を下回ったものの、失業率が予想値9.5%に対して9.0%と大幅改善したことから米ドルが反発して越週しています。

豪ドルマーケット

先週の相場レンジ AUDUSD 0.9867-1.0198 AUDYEN 81.01-83.48

今週の予想レンジ AUDUSD 0.9850-1.0200 AUDYEN 81.80-83.80

 先週豪ドルは結果として1.01台、83円台の高値圏での越週となりました。

豪州国内指標でも12月の貿易黒字(+1.6bio予想に対して+1.98bio)や12月建設許可件数(+8.7%、予想+1.3%)が事前予想を上回ったことも事実ですが、やはり火曜日のRBA理事会(政策金利は予想通りに4.75%で据え置き)や金曜日のRBA四半期金融政策報告で強めの経済見通しが示されたことがサポート要因となりました。

さて今週は、米国の雇用統計での失業率の大幅改善を受けた米ドル買戻しが継続するか?エジプト情勢や欧州財政問題の行方、更には8日で終わる中国春節後の中国株価の動きなどが市場の焦点となります。

また豪州国内指標では月曜日の12月小売売上高と木曜日の1月雇用統計が重要です。

米金利動向を占う上で水曜日のバーナンキ議長の講演にも注意を払いたいところ。先週はエジプト情勢緊迫化を受けて最終的にユーロが下落する一方、豪ドルは反発しました。私は米ドル反発余地と、今週発表される1月の豪州雇用統計がクイーンズランド州の洪水被害の影響を受ける可能性があることなどから、先週上伸した豪ドルの反落を予想します。

つボヤキコーナー

どうも今回の大相撲八百長疑惑事件の恩恵を最も受けたのは民主党のようですね、、、菅首相も小沢問題そっちのけで「大相撲は日本の国技として、国民の理解を得るよう、、、」と力説していました、、、(攻守交替?)

いやあ、こう言っちゃ怒られるかもしれませんが、日本人は”暖め易くて冷め易い”。 ”人の噂も75日”。

その意味ではアルマジロのようにひたすら体を丸めて敵が立ち去るのを待つ菅さんの戦法は”大当たり”かも。

そのうち”菅さんの忍耐はたいしたものだ”、”菅さんはお信の辛抱強さを持っている”なんて評価がもらえるかも。

何といっても次を担う政党の不在が大きい、、、、。

 

それでは 、Have a nice DAY!!!

Junax Capital, Sydney

Joe Tsuda

・豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。 http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

最近のサンプルを添付させて頂きます。

「29_december_2010.pdf」をダウンロード

 

       

ご注意!

本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、

それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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