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シドニー発豪ドル見通し(2011年8月15日)

”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート)

(米ドル円日足)

(豪ドル米ドル日足)

(豪ドル円日足)

Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在Junax Capital,AT FUND,Sydneyでファンドマネージャーを務める傍ら日本の投資家に市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴29年。

趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ

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今週の主な予定、イベント

 

8/15(月)日本Q2GDP、米8月NYK連銀製造業景気指数、ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

16(火)RBA議事録、ユーロ圏Q2GDP、ユーロ圏6月貿易収支、米国7月住宅着工、米国7月鉱工業生産、フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

17(水)英中銀議事録、英7月失業率、ユーロ圏7月CPI、米7月PPI

18(木)日本7月貿易収支、米7月CPI、新規失業保険申請件数、米8月フィラデルフィア連銀景況指数、米7月中古住宅販売件数

19(金)カナダ7月CPI、独7月PPI、ピアナルド・クリーブランド連銀総裁講演

マーケットの焦点

キーワード― 欧米財政問題(特にイタリア、フランスへの飛び火)、日本の政局と円高、中国の景気スローダウンとインフレ懸念、中国の人民元切り上げ観測

先週も金融市場はリスク回避の動きとその巻き戻しに大荒れでした。NYKダウは日々500ポイント程度アップダウンの乱高下。また6月には100ドル台にあった原油価格も一時76ドル割れまで急落後86ドルまで反発する展開。金価格も安全資産として一時1800ドル越えまで買われた後1750ドルまで反落する大荒れ状態。

ただ週末に向けて金曜日に発表された7月米小売売上高が前月比+0.5%とまずまずの数字であったこともあり、取り敢えずリスク回避の動きも一服でした。また欧州証券市場監督局がベルギー、仏、伊、スペイン株式市場でカラ売り規制を実施すると発表したことも、取り敢えず株の下落の歯止めとなったようです。

このように通貨市場でもリスク回避→その巻き戻しの動きが顕著となりました。ドルスイスがスイス中銀の流動性供給もあり、火曜日の史上安値0.70台から現在0.78台まで大幅に戻しており、このドルスイスの急上昇にサポートされる形でドル円も取り敢えず史上安値76.25を割り込まずにいます。

ただ今月は本日15日が米国債の償還及び利払い日に当たり、円買い需要発生が予想されます。今朝発表された日本の第二四半期GDPは前期比-0.3%と三期連続マイナスとなりましたが、予想値-0.5%よりは若干良い数字でした。円高傾向には日銀も更に単独介入を続行する可能性がありますが(現在日銀の介入枠150兆円中、33兆円程度の枠が残っている)、日本の財政赤字や債務増大懸念から、9月中間決済前に日本格付引き下げ観測も出ており、これが実施されれば円売り材料視される可能性があります。

また昔から「日本の政治は円相場の材料とはならない」と言われていますが、政局に格下げが絡めばある程度円相場が動く可能性があります。

先週の金融市場の乱高下(パニックの売り相場)は取り敢えず落ち着きつつありますが、夏季休暇シーズン(北半球ですが、、)の夏枯れ相場の中、足元不安定な動きが続きそうです。

豪ドルマーケット

先週の相場レンジ AUDUSD 0.9927-1.0438 AUDYEN 76.52-81.74

今週の予想レンジ AUDUSD 1.0100-1.0500  AUDYEN 78.00-82.0

今週の豪ドルは押し目買いと利食い売りの綱引き

上記のように先週は週初にリスク回避の嵐が吹き荒れ、火曜日には豪ドルは1.00のパリティー割れ、豪ドル円は76円台まで突っ込みました。

8月になってからの高値1.10台、86円台から実に1000ポイント以上下落したことになりますが、このボラティリティーはさすが「投機通貨の王様豪ドル」の面目躍如でした。

上昇の原因は一言で言えば”米ドル全面安プラス豪ドル独自の買い材料”でした。高金利通貨・資源通貨の強みに、新たに財政基盤の強さが加わり、米ドル全面安地合にあって豪ドルを史上高値に押し上げました。

ただしかし8月第一週のRBA理事会で金利が据え置きになり、加えて6月小売売上高、7月雇用統計が軒並み振るわず、市場には9月利下げ観測が高まりました。

この動きにプラスして上記のリスク回避の動きが加わりましたから、豪ドルは”コツコツドスンの法則”通りに真っ逆さまに急落しました。

たださすがに1.00割れ、76円台ではアジアネームの買い(日本の投資家プラス中国ネームの買い)が強く、現在1.04台、80円台を回復しています。

引き続き豪ドル相場には世界的なリスク許容度の増減と、国内景況ならびにRBA金融政策の両睨みで対処する必要があります。

今回も下値圏での押し目買いの強さが確認されましたが、一方欧米、中国、更に中東情勢(特にシリア)などの不安材料もあり、上値圏では素早い利食い売りも活発化するでしょう。

今週は強弱センチメントの揉み合い相場となる可能性があります。

それでは 、今週も Have a nice WEEK!!!

Junax Capital, Sydney

Joe Tsuda

・豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。 http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j

サンプル例を添付させて頂きます。

「29_december_2010.pdf」をダウンロード

・現在セントラル短資FXブログに執筆中!

http://www.central-tanshifx.com/

 

ご注意!

本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、

それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

 

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1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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