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オージーはやっぱりビーチを目指す

オーストラリアでは、12月24日のクリスマスイブから4連休が続き、28日、29日、30日とお休みすれば1月2日までの10連休ということで、結構、このロングホリデーを満喫している人も多いかと思います。

もちろん海外に出かける人も多いでしょうね。オーストラリア人の海外旅行者数は年間710万人(2010年)で、対前年比13%増と、豪ドル高の影響も受けて増えています。出国者のうち半数以上がホリデー目的の観光旅行者で、4分の1が家族や友人・知人の訪問、残りがビジネスとなっています。

オーストラリア人の海外訪問国ベストテンでは、なんといってもお隣ニュージーランドが一番多く、106万5000人が出かけています。次いでバリ島のあるインドネシア(73.9万人)、米国(68.4万人)、英国(45.7万人)、タイ(44.8万人)、フィジー(31.1万人)、シンガポール(25.9万人)、マレーシア(24.5万人)、日本(16.4万人)、イタリア(13.2万人)の順です。(ABS 2010 観光・商用・知人訪問)

特にインドネシア、フィジー、米国、イタリアの伸びが顕著です。

ホリデー先のベストテンでは、1位がタイのプーケット、2位がバリ島、3位がハワイとなっています。やはりオーストラリア人にはビーチが一番のお楽しみなんでしょうね。以下、コーラルコースト(フィジー)、サーファーズ・パラダイス、デナラウ島(フィジー)、シンガポール、ニューヨーク、コサムイ島(タイ)、ラスベガスとなっています。(Flight Centre調べ)

豪ドル高で米ドル安ということからか、ハワイ、ニューヨーク、ラスベガスを訪れる観光客が急増しています。

もちろん背景には豪ドル高だけではなく、格安航空の進出があります。2009年のVirgin Australia航空の米国ロサンゼルス路線就航も大きく影響しているようです。それに、Jetstarや、Pacific Blue、AirAsia Xなどの格安航空も着実に伸びていて、料金も年々下がっています。

さて、2012年もこのまま海外旅行者が増えて、観光業界も伸びを示すのでしょうか。欧州や米国の経済不安がありますから、そうそう楽観視はできませんね。

それよりもぜひ、日本に行ってもらいたいです。2011年は震災によって大きく訪日観光客が減少しましたが、年明けからスキーリゾート客を筆頭に、多くのオーストラリア人に日本を訪れてもらい、2012年は明るい日本にしてもらいたいですね。

(水越)

 

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