未分類

◆率直に本音を話してもメタメタにはならない関係の体験が大事なケース/ パース出張カウンセリング◆

何か抗議をするとき、自己主張をするとき、

やぶれかぶれな感じでしてしまう人・・・

またそれをしなくてはならないような場面なら

逃げてしまい、話そうとしない人・・・

言うなら、もう人間関係を切る直前に言い捨てる人・・・

 

自己主張を穏やかに聞いてもらえた経験が

あまりないのだと思わされることがあります。

育って来る中での、親との関係での体験も大きく・・・

 

自己主張をすると、必ず感情的な反応が返って来て、

余計ややこしいことになった。

とても嫌な気持ちになった。

 

いつもいつもそういう訳ではない。

言わずにはいれなくてどうしても率直に言った内容を受けとめてもらい、

それについて話し合うことができる、

そういう体験をしていくことが、とても大事なのだなと思されるケースがあります。

サイコロジストの間でも。

 

このクライエントはそれが怖くてできないのだなあ、

そうなりそうになると議論をせずに逃げてしまうのだな、

例えばしばらく連絡しない、カウンセリングに来ないとか・・・

 

「大人同士として率直にどうするのか話し合う」。

「率直な希望を言っても、それで激怒されたり、機嫌が悪くなられたり、

攻撃されたりはしない」。

「ああ、そうなのね。ではどうしましょうか」という話し合いができる。

 

‘Thank you for telling it to me.’

そういうシチュエーションの時に、こちらでよく耳にする表現です。

「それを私に言ってくれてありがとう」。

 

本音で直接話しても別にメタメタにはならない関係を体験する。

その体験が「情動修正体験」という、

トラウマによって過去に書き込まれてしまった仮説を、

書き直すきっかけになるケースがあると思います。

  

201612月10日から11日まで行ったゴールドコースト出張カウンセリングにて。次回のゴールドコースト出張は、2017年9月2日の予定です。

その前にメルボルン8月5−6日、パース8月18−20日で出張カウンセリングに行きます。

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

概要・お問い合わせ

関連記事

その他の記事はこちら