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ビザ切れ間近!学生ビザ延長した場合に月々かかる生活コストは?

節目の季節になると、ワーキングホリデービザや学生ビザの期限が刻一刻と迫り、必ず直面する選択。このまま日本に帰国するのか、それとも、もうちょっとオーストラリアに残るのか……そう悩むオーストラリア留学生に共通するのは、「本当はオーストラリアに未練がある」ということ。そもそも「もっとオーストラリアにいたい」という理由がなければ、日本帰国一択のはず。

オーストラリアに長く滞在したい理由はさまざまですが、実際に多くのオーストラリア留学生がビザの期限が迫るとそう考えるようになります。それは、オーストラリア留学前と留学後では、気持ちも夢も価値観も自ずと変化しているからその変化こそが、あなたがオーストラリア留学で学んで得た宝物とも言えますが、その宝物を今後も大事に守っていくためには、具体的にどうすればいいのでしょうか?

実際にオーストラリア滞在を延長して生活することを考えると、物価の高い国だけに貯蓄だけでは足りない、心許ない、働かなければならない、という方が多いかと思います。

今回は、オーストラリアで働きながら自分の目的・目標を実現できる学生ビザの利用方法を、コストやリスクも含めて詳しく解説

働きながら学べる学生ビザでのオーストラリア滞在方法

物価の高いオーストラリアで滞在延長するためには、学生ビザを取得して働きながら自分の目的や目標を実現していくのが王道

日本人が理想とするオーストラリア滞在方法は就労ビザや永住ビザですが、それらを取得するには長期的なプロセスと高い英語力が必要です。最終的に就労ビザあるいは永住ビザを取得するとしても、現在保持するビザの有効期限が迫っているなら、まずは学生ビザに切替・延長してみることがオーストラリア滞在方法の筆頭格と言えるでしょう。

学生ビザなら約1年以上のオーストラリア滞在延長も難しくない上、オーストラリア留学生として引き続き英語や専門スキルを学びながら、将来的に就労ビザや永住ビザを取得するための第一段階にもなり得ます。

「英語学校」「専門学校」どっちを選ぶべき?

オーストラリアで学生ビザを取得するためには、入学する学校と勉強するコースを決める必要があり、選択肢としては「英語学校」「専門学校」に大別されます

英語学校は主に英語力を鍛えるもの。英語教師になる資格やビジネス英語、ケンブリッジ英語検定、IELTS、 TOEICといった英語資格を取得するためのコースもあり、英語関係の資格を取得したい方は英語学校で集中的に学ぶのもいいでしょう。

専門学校にはビジネス、会計、チャイルドケア、ビューティなど幅広い分野のコースがあり、コースによっては修了後にそのままオーストラリア現地で就労できるチャンスも。学生ビザを延長して自分の好きな専門スキルを学びながら、将来の可能性を広げることも可能になるのは、専門学校の大きな魅力。

オーストラリア留学生の大半が、「滞在を延長するなら英語学校に通うだけでは物足りない」「もっと専門的な資格やスキルがほしい」と、専門的なスキルを英語で学ぶことにより、英語力向上+専門知識+専門資格を得られる専門学校への進学を選びます。

また、英語学校と専門学校の両者で大きく異なるのが、通学と学費のポイント。

英語学校は平日ほぼ毎日出席する必要のあるコースが多く、授業が多いぶん学費も高め。対して専門学校は週1〜2日の通学で集中的に学ぶコースが多く、授業が分散していないぶん学費を抑えられるため、働きながら学ぶという点においては英語学校よりも専門学校の方がフレキシブル。

専門学校なら自分の学びたい専門コースに就学しながら、勉強以外にもアルバイトなどに多くの時間を割けることになります。

英語学校を選ぶポイント
⚫︎ 基礎英語力をアップしたい
⚫︎ ビジネス英語力をじっくり鍛えたい
⚫︎ 英語関係の資格を取得したい
⚫︎ 将来は英語を教える仕事がしたい
専門学校を選ぶポイント
⚫︎ 英語力をアップしながら専門スキルを学びたい
⚫︎ 勉強しながらフレキシブルに働きたい
⚫︎ 将来的に就労ビザ・永住ビザを取得したい
⚫︎ 目的を持ってオーストラリアに長期滞在したい

学生ビザで学ぶなら生活コストと授業料はどう整えるべき?

学生ビザでオーストラリアに滞在延長をするなら、上記のように英語学校か専門学校に進学するのが一般的。そして、物価の高いオーストラリア生活を考えるなら学費も抑えられる専門学校が現実的でしょう。

オーストラリアの学生ビザは、勉強しながら週20時間まで働くことができます。そのため、空いた時間でオーストラリアの生活費を稼ぐのに向いています。専門学校の授業料は平均1,500ドル/1学期(約3カ月)。つまり、1カ月当たりの平均授業料は500ドル。この平均値をもとに具体的な生活コストを考えてみると、

【生活コスト】
200ドル(家賃)+100ドル(食費・交通費・交際費など)=300ドル/週

【授業料を含めた1カ月のコスト】
1,200ドル(月の生活コスト) + 500ドル/月(授業料)=1,700ドル/月

毎月1,700ドル以上の手取り収入を確保することは簡単とは言えません。日本一時帰国や各種手続きなどの費用を含めると、臨時支出も増えてしまいます。

仕事を後々探すにしても今の職場で働き続けるにしても、専門学校は学校やコースによって学費が異なるため、自分に見合う授業料を提示している学校とコースを選ぶのが無難でしょう。

例えば、ビジネス系の専門学校の中には最安値1,000ドル/1学期という学校のコースも。その場合は、

【授業料を含めた1カ月のコスト】
1,200ドル(月の生活コスト)+330ドル/月(授業料)=1,530ドル/月

一方、手に職系の専門学校を選ぶなら、平均2,000ドル/1学期と考えた方がいいでしょう。

もちろん、漠然とオーストラリア滞在を延長することだけが目的では不安ですし、学生ビザはしっかり就学することが大事。延長した滞在中に新しい出会いや情報、自分が獲得したスキルから、スポンサーになってくれる企業が見つかって就労ビザに切り替えたり、学校修了後に卒業ビザを申請することでさらにオーストラリア滞在を延長できたり、永住ビザに結びつく出来事が起こったりと、世の中何が起こるかわかりません。

何はともあれ、オーストラリア滞在延長の第一歩は、学生ビザを取得するために学校とコースを選ぶこと。具体的な今後の生活コストを計算し、将来の設計図(就学スケジュール)を楽しくプランニングすることで、先々の道がグンと広がります。

専門学校の授業料の目安
⚫︎ 平均1,500ドル/1学期(3カ月)
⚫︎ ビジネス系は最安値1,000ドル/1学期(3カ月)
⚫︎ 手に職系は平均2,000ドル/1学期(3カ月)
⚫︎ 専門学校は学期ごとの分割払いが可能

学生ビザで学ぶなら「ビジネス系」と「手に職系」どちらを選ぶべき?

専門学校は大きく分けるとビジネス系手に職系に分かれています。

ビジネス系のコースはどんな専門職にも求められる幅広いスキルを学べる他、授業料が安めに設定されていることがポイント。手に職系はその名の通り、一生使えるスキルやアピールポイントの多い専門職に特化しているのが特長です。

ビジネス系

  • マーケティング(SNSなども含む)
    国際社会で仕事をするために必要なスキルを身につけます。SNSなどオンラインデータ分析やプレゼンテーション、マーケティングの知識、レポートの書き方など、実践ですぐに使える技術を学ぶため、就職に大きく役立ちます。
  • マネージメント
    マーケティングを含めたより高度なビジネススキルを身に付けるためのコース。基本知識だけでなく管理者としてマネージメントの知識などを学ぶことができます。
  • ヒューマンリソース
    企業内でも経営側の立場でものを考え、取り組んでいく姿勢が求められるヒューマンリソース。人事管理におけるサポート役として働くための実践的なスキルを習得します。
  • ツーリズム
    オーストラリア国内を中心に観光スポットに関する知識を深めたり、旅行代理店業務、添乗業務、接客マナー、顧客対応など、旅行業界における実践的な技能を身につけます。
  • ホスピタリティ
    レストラン、ホテル、ケータリングを始めとしたホスピタリティ業界で役立つ幅広い接客スキルと、ホスピタリティ関連の基礎知識の両方を学ぶコース。おもてなしスタッフ、チームリーダーまたはスーパーバイザーに求められるスキルを身につけます。
  • アカウンタント(会計)
    主にオーストラリアにおける金融業務、システム、簿記、税金プラン、経理処理、バランスシート、予算管理など、会計に関する幅広い知識を身に付けられるコースです。

手に職系

  • クッカリー(調理)
    調理器具の扱い方から調理スキルまで、調理知識を実践的に身につけることができます。ホスピタリティ関連の知識も学べるほか、ホテルや学校に併設されたレストランでの実践やインターンシップが含まれることが多いコース。
  • ビューティー
    美容関係のアドバイスからスキンケアや化粧用品の取り扱いや販売、美容師、ビューティーセラピーまで、健康・美容志向の高いオーストラリアで各分野のプロフェッショナルを目指せるコースが揃っています。サロン経営についても学べるため、将来独立も視野に入れることができます。
  • チャイルドケア
    子どもの認知発達に対する理解を深め、その発達をサポートしながら、健康かつ安全な環境でケアサポートする基礎スキルを身につけます。異なる文化的背景を持つ家族や子どもへの対処など、オーストラリアにおける保育基準を実践的に学べるコース。
  • マッサージ
    顧客の健康状況のチェック、カウンセリングを通して適した施術をプランの組み立てやマッサージスキルを身につけるコース。解剖学やリラクゼーションの技術も修得できるほか、ヘルスケア従事者とのコミュ二ケーション、ファーストエイド、感染の予防とコントロールも学ぶことが多いです。
  • フィットネス
    フィットネスのトレーナーやスポーツインストラクターを目指すコース。理論的な知識だけでなく実践スキルやさまざまなスポーツを指導するための知識を身につけます。また、イベントの運営方法、マネジメント面なども勉強していくことができます。

学生ビザを取得するためのスケジュールと方法

学生ビザの取得条件には2つの条件

  1. IELTS5.5以上またはそれと同等(英語学校での中級程度以上)の英語力
  2. 日本の高卒程度の学歴

がありますが、仮に英語力が足りない場合もまず英語力を補うコースに通えば条件をクリアできます。それよりも、実際に学生ビザを取得するにあたっての準備に時間をかけることが重要です。

  1. 学校とコースの決定
  2. 入学申込書の作成とその他資料の提出(パスポート、英語力証明など)
  3. 学校からのLetter of Offer(入学申請書)の発行
  4. 申請書の内容確認と授業料の支払い
  5. 学校からConfirmation of Enrolment(入学申込確認書)の発行
  6. 強制学生保険(OSHC)の加入
  7. Genuine Temporary Entrant(入学にあたっての英文エッセイ)の作成
  8. 学生ビザの申請

こうした手順を踏むことになるため、学校入学の準備には時間をかける必要があります。特に学校で何を学ぶのか、何年学びたいのかといった最初の希望から、その出来が学生ビザ申請に大きく影響するGTEの作成に関しては、不安やミスを解消するために信頼できる留学エージェントの専門家に相談するといいでしょう。

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