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今週の話題/「しつけでこどもを山中に置き去りにした事件」

 

最近日本を賑わせている「しつけでこどもを山中に置き去りにした事件」をご存知でしょうか。
 
北海道七飯町の山林で北斗市の小学2年生の男児(7)が”しつけ”のために放置された、という事件です。男児を車で山中まで連れて行き置き去りにし、約5分後に親が戻ってみたが男児の姿は見当たらず、翌日に約180人で捜索したものの見つけることができなかった模様。
 
この件に対して親への批判が相次ぐ中、「私も昔よくされた」という体験談を語る人もじつは多いのです。
 
そしてご他聞に漏れず、私も同じ齢のとき日本で、真夜中に家を追い出された覚えがあります。おそらく態度が悪いなどの理由で毎度買っていた親の怒りが頂点に達したのだと思います。なかなかにひねくれた性格だった私はそのまま近隣を散歩し、およそ20分後に家の近くまで戻ってきた際に捜索してくれていた警察に保護されました。
 
これだけではありません。
次に捜索されたのは13歳のとき。シドニーで、です。相も変わらず態度の悪かった私は、親に怒られました。へそを曲げ家出をするつもりで親のお金をわずかながら引ったくり、人通りの少ない高級住宅地であるキャッスル・コーヴからチャッツウッドまでおよそ2時間半かけて歩きました。時間を確認するために携帯を開いたところ身内からかかってきた電話にうっかり応答してしまい、無事帰還することとなったのです。
チャッツウッドまで一人で歩いている途中、歩道脇に停められた車の運ちゃんに「乗っていく?」と尋ねられましたが、今思うと乗らなくてよかったなと思います。
 
こどものしつけというのはむずかしい問題ですが、どの国であろうとなかなかに物騒な世の中ですから、うかつに外に追い出すようなことは避けたほうが良さそうですね。
 
また、6月2日は大王製紙が語呂合せで制定した「おむつ」の日でもあるそうですよ。
つい最近友人夫婦に第一子が生まれたのですが、冒頭の事件を耳にしスクスクと育っていってくれることを祈るばかりです。
 

 

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