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体調不良やケガ予防に!オーストラリアで身近なフィジオセラピー

日常生活でも頻繁に起こる体調不良。

海外で生活していると日本以上に身体への負荷やストレスがかかる上、年を重ねるにつれて身体パフォーマンスは低下していきます。特に30代を過ぎた方の中には、自分の体力の衰えを感じている方も多いはず。

20代の頃は平気だった作業や動作が今は疲れる」「大好きな旅行も体力が落ちて後に響く」「以前より体調を崩しやすく、身体のどこかに常に不調を感じる」などなど…

年を重ねることによる体力低下や体調管理、痛みの緩和などは、西洋医学の治療において限界があります。巷にあふれるサプリメントも健康促進の補助的な役割を果たすだけで、健康や体力そのものを維持してくれることはありません。

ジムやフィットネス、天然素材やオーガニック製品など、健康志向の高いオーストラリアでは、そうした体調不良の先のケア、つまり「体調不良の予防」や「身体パフォーマンスの向上」に注目しています。そんなオーストラリアの人々が信頼を置くのが、フィジオセラピー(理学療法)

フィジオセラピーとは、日本では「理学療法」と呼ばれている治療法のこと。医療従事者であるフィジオセラピスト(理学療法士)が、運動機能の低下を、薬ではなく運動やマッサージなどの物理療法を用いて改善。身体の不調を緩和するだけでなく、身体のコンディションも整えることで、将来的に身体能力を向上させて不調に強い身体づくりを促進します。

今回は、オーストラリアのスポーツ選手も御用達のフィジオセラピーについて、身体の使い方やコンディションの整え方とともにご紹介します。

一般人からスポーツ選手まで利用するフィジオセラピー

スポーツが盛んなオーストラリアでは、フィジオセラピーとスポーツの関わりが強く、さまざまな種目のプロのチームから地元のアマチュアのチームにまで、フィジオセラピスト(理学療法士)が携わっているほど。また、普段スポーツをしない一般の方でも、体調管理や生活の質を高めるためにフィジオセラピーに通う方が多いそう。

フィジオセラピーでは、身体のどの部分に負担がかかっているかをチェックし、癖になることの多いケガや痛みの症状の悪化を防ぐマッサージやストレッチを施すことができます。また、自分の身体能力がグッと向上すれば、ケガの予防だけでなく長期的には健康寿命も改善されます。オーストラリアだけでなく日本でも、老年医学や介護におけるフィジオセラピストの役割はますます大きくなっています。

「運動療法」と「物理療法」でコンディションを整える

体調不良や痛みを緩和し、再発予防と身体能力の向上を目指すフィジオセラピーのリハビリは、大きく「運動療法」「物理療法」というものに分けられます。

「運動療法」とは、身体の一部または全体を動かすことで症状の回復、運動機能の回復を促すこと。自宅でもできるエクササイズやウォーキングのような全身運動、つま先立ち・腕の上下運動などの部分的な運動の指導と手助けをします。

「物理療法」とは、物理的に外部から刺激を施すことによって、運動能力の回復や痛みの軽減を図る療法。具体的には温熱や寒冷、水、電気刺激や赤外線などの刺激で、薬物を用いることはありません。

「リハビリテーション」という言葉は、2つの単語re(再び、戻す)」+「habilis(適した、相応しい)」から成り立っています。つまり、「再び自分らしくなるために」という意味でもあります。自分本来の健康的な心身のコンディションを整えるために、フィジオセラピーを体験してみましょう。

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自主トレ・姿勢の矯正・身体の使い方を覚える

自主トレや姿勢の意識、身体の使い方を考えて実践することで、それが自分のスキルになります。フィジオセラピーは根本的な治療を目的とし、その場しのぎの治療は推奨されていません。

一度正しいトレーニング方法を習慣化させれば、ケガの予防ができるだけではなく、本来の自分が兼ね備えている筋肉の機能を全面的に使えるようになるので、スムーズな部位の動きを可能にし、スポーツのパフォーマンス向上にもつながります。体調不良から解放されることで、自分がしたい趣味や仕事にも集中できるでしょう。

数分の施術で結果の出る奇跡の治療や魔法のトレーニングは存在せず、自分で続ける意思を持つことと、日々の積み重ねが最も大事。せっかく空気の良い大自然やエクササイズの施設が多いオーストラリアにいるのですし、自ら身体を動かして、正しく筋肉を使うことを覚えて、自発的に自分の体と向き合ってみるのもいいかもしれません。

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シドニーの名医が在籍する「メトロフィジオセラピー」

日本で関節の痛みがあれば接骨院に行くように、オーストリアでは気軽にフィジオセラピーに通う人が多くいます。その中でも、シドニーにある「メトロフィジオセラピー」の奥谷先生は、慢性的な体調不良に悩む方の強い味方。

医療従事者であるフィジオセラピスト(理学療法士)の奥谷先生は、病気やケガ、障害などによって低下した運動機能を、運動やマッサージなどの物理療法を用いて根本的な改善に導きます。根本的とは、体調不良や痛みの原因となる症状を筋肉や骨格のバランスなどから診断し、手技による適正な治療を施し、運動機能の回復を支えて解消することです。

フィジオセラピーの目的は、体調不良や痛みを取り除いて終わりではありません。それに伴う症状を緩和し、日常生活での「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を向上・維持することにあります。そのために、個々に合わせた最適なエクササイズや姿勢の整え方をアドバイス、身体の痛みの症状が再発しづらい身体づくりを手助けします。

それがマッサージや薬物治療とは決定的に異なる、フィジオセラピー最大の特徴です。

医療保険が適応可能

フィジオセラピーでは医療保険が適用されるメリットがあります。

  • ワーキングホリデーや短期留学生などの海外旅行保険:GPの紹介状があればキャッシュレスで治療を受けることができる
    ※東京海上保険は除く
  • 長期留学生やローカルの方が利用している民間医療保険:GPの紹介状なしで保険会社から医療費を受け取ることができる
    ※返金額は各種契約内容によって異なる

医療保険が使えるのは、フィジオセラピストが医療従事者である証拠。西洋医学的に医者を倣って身体のコンディションを整えますが、その治療方法は薬ではなく、運動やマッサージなどの物理療法を用いて、根本的な改善を目指していきます。

体力の維持や、慢性的な身体の悩み、治らない症状などがあれば、「メトロフィジオセラピー」の奥谷先生に迷わず相談してみましょう。

※GP(General Practitioner):一般開業医がいる病院やメディカルセンターのこと

奥谷匡弘(ただひろ)先生

シドニー在住のフィジオセラピーの第一人者。学術的にも臨床的にも高い教育レベルを要求されている「オーストラリア理学療法学会(APA)」に認定された頭痛や腰痛など、筋骨格系のスペシャリスト。その中でも専門は顎関節で、オーストラリア国内のさまざまな場所から何時間もかけて患者さんが来院する。また、頭痛の治療技術も高く評価されている。

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メトロフィジオセラピー(Metro Physiotherapy and Injury Clinic)

所在地:Suite 406a, Level 4, 250 Pitt Street, Sydney
担当:奥谷匡弘/APA認定筋骨格系理学療法士
電話:0414 272 440
Email:info@metrophysiotherapy.com.au
WEB:http://metrophysiotherapy.com.au
営業時間:予約制/日祝休

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