朝起きると、頬や顎が痛い・こわばっていると感じたことはありませんか?
口の中に歯型やくっきりとした跡がついていることも?
それ、実は顎の問題ではなく、呼吸の問題かもしれません。
今回のテーマは、「睡眠中の食いしばりや歯ぎしり」と「気道の詰まり」の意外な関係です。
これはまだ仮説段階ですが、実際の臨床現場でもよく観察される現象です。
下記のような流れが考えられます:
睡眠中に鼻づまりや気道の狭さが起こる
血中の酸素濃度が低下
身体が酸素を取り入れようとして呼吸努力が増加
その結果、心拍数・筋緊張・脳の活動が上昇
これを抑えるために、**TCR(三叉神経心臓反射)**が作動
三叉神経(顎関節や咀嚼筋を支配)が刺激されて
→ 無意識に食いしばりや歯ぎしりが発生
鼻が詰まりがち
睡眠時に呼吸が浅い
日中の疲労感が強い
顎が無意識にカチカチする
こうした症状があれば、医師に呼吸のチェックをしてもらうのも選択肢のひとつです。
睡眠中の顎のトラブル(食いしばりや歯ぎしり)は、
単なる顎の問題ではなく「気道の問題+神経反射」という、
より広い視点からの理解と対応が重要です。
参考文献:
Chowdhuryら (2017)
『Frontiers in Neurology』
「Trigemino-Cardiac Reflexは見落とされているリンクか?」
顎や耳、首、睡眠に関するお悩みは、**顎のリハビリに詳しいフィジオ(理学療法士)**にぜひご相談を!
Happy Rehab
Metro Physiotherapy Channel www.metrophysiotherapy.com.au
The post 眠っている間の食いしばりの正体とは?😬💤 原因は“気道の詰まり”かも? first appeared on Metro Physiotherapy.
The post 歯の食いしばり・歯ぎしりと多発性硬化症の関係 first appeared on Metro Physiotherapy.->全文はこちら
顎の「カクカク音」、気になっていませんか? こんにちは、Metro Physiotherapyです! 顎を開け閉めしたときに「カクッ」「パ…