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日本映画祭 緒方明監督来豪

日本映画祭 緒方明監督来豪

現在George StreetのGreater Unionで日本映画祭が開催されている。11月29日から12月8日までの開催期間中「J-Pop」「J-Horror」など日替わりで日本映画を楽しむことが出来る。
 
 
映画館概観
 
 
チケット販売ブース
 
 
売れ行き好調なオリジナルグッズ
(オリジナルTシャツ($20)は購入者全員に特製フィルムフライヤーがプレゼントされる)
 
 
12月2日の上映作品は緒方明監督作品「いつか読書する日(英題:The Milkwoman)」。当日は緒方明監督が日本から来豪し、上映前にスピーチを、そして上映後には観客とのQ&Aを行った。
 
緒方明監督(写真提供:パラダイス・カフェ)
映画「独立少年合唱団」で、2000年ベルリン国際映画祭新人監督賞を日本人として初めて受賞。今回上映された2作目となる「いつか読書する日」では、2005年モントリオール世界映画祭特別審査員賞受賞を受賞した。

 
オープニング挨拶及び監督紹介をするJapan Foundation許斐氏
 
 
上映前のスピーチを行う緒方監督
 
 
上映作品「いつか読書する日(英題:The Milkwoman)」© 2004 Paradise Cafe
 「ずっとずっと、あなたに触れて欲しかった。一枚一枚、本の頁をめくるように紡がれてゆく、長くて深い恋。密やかな想いを胸の奥底に閉じ込めたまま、過ぎていった30余年、、、。」 
中年男女(田中裕子&岸部一徳)の不器用な恋を、長崎を舞台にして描いた純愛ドラマ。ちなみに英題は主人公の田中裕子の仕事が牛乳配達(Milkwoman)であるところから来ている。
 
 
上映後のQ&Aでは、映画を見終わった観客からの様々な疑問・質問に緒方監督が直接回答をして、映画の余韻を味わった。
 
 
Q&Aにて
 
「この映画を撮ったきっかけについて」
TVのドキュメンタリーを撮り続けていた緒方監督に、制作パートナーで今作品の脚本家でもある青木研次氏のアイディアが加わり、制作が決定したそう。
 
「映画のテーマについて」
今作品のテーマは「個人の過去」。独身女性が増える昨今で「女性が一人で生きていく」ということを探りたかったとのこと。
 
「ストーリー中の1シーンに対するキャラクターの行動理由を聞かれて」
監督は「映画はた だ受身になって見るだけのものではなく、観客が想像力を膨らまして様々なイメージを描くもの」という回答後、質問を投げかけた観客に「あなたはどう思いま すか?」と逆質問を投げかけ、その答えを聞くと、「それも一つの見解です。それぞれのストーリーがあっていいんです」と答えた。
 
「ストーリー中登場したビールの銘柄について」
ローカルの観客から「どうして主人公は毎回アサヒのビールを飲んでいたのですか?」という質問が出た。それに対しては「特に理由はありません。小道具係りが用意したものです。(笑)」と回答をした。
 
 
Q&A終了後にはプレゼント抽選会が行われ、緒方監督が引き当てたチケットを持っていた観客に$100相当の食事券と「いつか読書する日」のDVDが贈られた。
 
 
ウェブ文化村(Japan Foundationのイベント楽屋話)
 

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