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第7回 腰痛①

第7回 腰痛①


▶▶▶フィジオセラピーは、筋肉や関節の痛みや機能障害、神 経系機能障害や呼吸器系疾患などの治療やリハビリを行う専 門家で、必要に応じてMRIや専門医に紹介し、包括的な治療を 行っている。さまざまな体の機能を知り尽くした奥谷先生に、 体の痛みの原因や改善法について聞いてみよう !

 

 

 

前かがみの姿勢が原因

今回の患者さんはオフィス勤務のMDさん32歳です。普段は1日中座って前のめりでPCを使用し、姿勢が崩れています。

ある朝起きると、腰椎の下部にずっしりと重い痛みを感じ、そのうち次第にひどくなっていき、座っている時はさらに痛みが強くなりました。次第に臀でんぶ部の辺りにも痛みが広がってきたとのことでした。

MDさんの場合、特に原因となるような出来事はないように思われます。しかし、長時間崩れた姿勢で座ることによって腰椎5番の椎ついかんばん間板の中の組織、繊せんいりん維輪が破損したのです。

椎間板は各脊椎の間に存在し、骨と骨の間でクッションのような役割を果たします。椎間板の断面は木の年輪のようで、ゴムのような弾力性を持っています。年輪のような周囲部位は繊維輪と呼ばれ、水分を含み、中心の核はゼリー状の物質でできています。普段は座っている時、前屈をした時などに腰椎の椎間板に荷重がかかりますが、繊維輪に弾力性があるため破損することはなく、その荷重を吸収します。朝起きた時と夜寝る前とで朝の方が身長が高いのは、重力により繊維輪から押し出されてしまった水分が、ひと晩寝ると元に戻るからです。

しかし歳を重ねたり、長期間崩れた姿勢でいると、椎間板が水分を保てなくなります。水分の減った椎間板は長時間の荷重に耐えられなくなり、繊維輪が破損します。これが炎症を起こし,鈍い痛みや重い痛み、周辺筋肉の痙攣の原因になります。 神経が繊維輪の破損時に発生する炎症液に浸るとMDさんのように臀部まで痛みが広がる場合もあります。

悪化を防ぎ関節をほぐす

まずは椎間板から荷重を取り除き、悪化させないことと炎症反応を早急に収める処置が重要です。筋肉の緊張や硬くなった関節をほぐす施術を行ったり、自宅でもできる椎間板から荷重と負荷を取り除く運動療法を処方します。急性の場合には、テーピングなどで腰をしっかりとサポートする場合もあります。座っている時の姿勢を正して腰椎をサポートするため、腰椎と椅子の背もたれの間に入れるクッションを使用することもあります。この処方をすれば、治療継続中に仕事で座っていても痛みがひどくなりません。痛みが治まるにつれて、インナー・マッスルや腰椎を安定させる筋肉の運動を取り入れたリハビリも行います。

*同コラムは、一般医療情報の提供を目的としています。症状や治療法は人によって異なりますので、必ず専門家の指示 に従ってください

 

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