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オーストラリアの子供向け料理番組の仕上がりがひどい

 

リスニングの練習に、と子供向けの番組を見ていたら、お気に入りのプログラムが見つかりました。子供向け料理番組『Crocamole』(チャンネル11)です。お姉さんとお兄さんとワニのキャラクターが、歌ったり、踊ったり、魔法を使ったりしながら楽しそうに料理を作ります。

 

こう書くと普通ですが、注目すべきは完成した料理。これが全然かわいくないんです(笑)。「子供が簡単に作れるように」という制作者の配慮を差し引いてなお目に余るクオリティの低さ。そして味のことは完全に無視です。たとえばこの写真。

 

 

これ、何だかわかりますか?

 

正解は“Melted Witch”。溶けた魔女です。正解を聞いてもなお、どう見ていいのか分からない人のために説明をすると、

・下に敷き詰められているカールしたオレンジ→魔女の髪の毛(人参)

・ギザギザした赤いもの→靴(パプリカ)

・棒みたいな茶色いやつ→足(プレッツェル)

・白とオレンジの三角→帽子(卵と人参)

ということなのだそうです。

 

なぜ魔女ではなく、溶けた魔女をモチーフにしたのでしょう? そしてなぜ足と髪の毛だけ溶けずに残ったのでしょう? 疑問が渦巻く私に追い打ちをかけるように、お兄さんは「1分で作れるんだ!」と誇らしげ。そうですか……。

 

「こういう番組を見てオーストラリア人は育つのか。そりゃあ日本人と価値観違うよなぁ」なんて、妙に納得してしまいました。

 

番組は、平日の朝9時半~10時に11チャンネルで放送中。ホームページから過去のアーカイブを見ることもできるので、「え、なにこれ?」と疑問に思った回をチェックするのもオススメ(?)です。

 

文:天野夏海(編集部)

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