教育/留学/習い事

【第2回】型破り?無謀?留学先で実践した独特な勉強法を大公開

イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、フィリピン、マレーシアと人気国での留学経験を持つJAMSスタッフが集まって開催した「留学比較座談会」。第1回の座談会では留学先を選んだ決め手と現地でのギャップをテーマに海外ならではの文化や風習に翻弄されるJAMSスタッフのちょっと笑えるエピソードを紹介しました。

その他の留学比較座談会はこちら↓
【第1回】JAMSスタッフが人気留学先6カ国の事情を徹底比較
【第3回】仕事はオーストラリアが圧倒?人気留学先の物価や給料を公開!
【第4回】留学先の遊びと観光!さらには各国の恋愛事情を暴露?
【最終回】ねえねえ、結局どの国に留学するのがベストなの?

そして、第2回のテーマはズバリ『勉強法』!

「どうやって英語を勉強した?」「各国のアクセントの違いは?」「実際どれくらい話せるようになったの?」などなど。それぞれの経験談を元に各国の留学事情に迫ります!

人気留学先の授業スタイルとカリキュラムって?
JAMSスタッフがやった超個性的な勉強法を公開!

留学先で実践した英語の勉強法を比較

ツヨシ(進行役)
じゃあ、今度は英語学習にフォーカスして比較していきましょうか。それぞれの国で留学生活を送って英語は伸びた?

ナツミ(オーストラリア留学)
私の場合は、高校準備コースの語学学校がスタートでした。生徒の平均年齢が15歳くらい、高校留学に来るのは大体中国人か韓国人だから、クラスメイトは95%が中国系で残り5%が韓国人でした。

一同
まさかの日本人0%(一同笑)。

ナツミ(オーストラリア留学)
……ですね。私が唯一の日本人だから必然的に英語しかコミュニケーション手段がないし、ホームステイ先も大量に留学生を受け入れるところで「英語しかしゃべっちゃダメ」と言われていて、もう本当にずっと英語漬けの生活をしていました。高校に入学したらネイティブの高校生たちと勉強することになったし、今度はエッセイとか大量に書かなきゃいけないし。

サアイ(イギリス留学)
毎日予習するんですか?

ナツミ(オーストラリア留学)
私、そこまでまじめじゃないんで(一同笑)。英語漬けのわりには、英語の伸びはどうかなー。大学へ上がってからも専門用語が出てきて覚えることが増えるし、使いこなせているかどうかちょっと計りかねます。日々の課題をこなすだけで精一杯なんですよ。そこからどうやって自分の中に取り入れていくかを意識しています。


オーストラリアの高校の卒業式にて/ナツミ(写真左)

トク(アメリカ・フィリピン留学)
出たーーっ、できる人がよくやる謙遜! 一番英語話せるのに!(一同笑)

ツヨシ(進行役)
社会人になって留学した人はどうですか?

サアイ(イギリス留学)
私が留学したマンチェスターの語学学校は社会人向けだったので比較的年齢層が高くて落ち着いた雰囲気でした。気分転換に中庭で他のクラスと隣同士で勉強することもあるような学校でした。

クラスメイトは実家が資産家の人や家庭があって子どもがいる人、建築士や銀行員、デザイナー、バーレスクのダンサーと、さまざまなバックグラウンドがあって、そういう人たちと社会的立場に関係なく毎日一緒に勉強したりビールを飲んだりするのがおもしろかったです。

英語の授業は、自由なプレゼンテーションやディスカッションがとにかく新鮮! 日本の「出る杭は打たれる」「長い物には巻かれろ」な社会で育ってきたこともあり、そもそも相手の主張を覆すという考え方や訓練は受けてこなかったので苦労もしましたが、そういう授業で英語は伸びたと思います。

政治や文化、民族をトピックにして意見を出し合うのは楽しいし、自分の価値観と反対でもその主張を弁証しなきゃいけないとか、相手が話しているところへわざと割って入るとか、目からウロコで。物の考え方が変わったし、立場や年齢性別じゃなくて“自分”があるかどうかで評価してもらえるのはうれしかったですね。

発音の面でいうと、マンチェスター出身の先生が担任になると、生徒が誰ひとり先生の訛りを理解できなくて大変だったことがあります。先生も自分の訛りを自覚していて、がんばってゆっくり話してくれているものの私たちには何を言っているのか分からないっていう……(笑)。


マンチェスターの語学学校の放課後にクラスメイトと乾杯/サアイ(写真左から2番目)

ツヨシ(進行役)
社会人を経験している人は、大人になってから英語の勉強をし直した訳でしょ? 学生時代から時間が空いてるから、やっぱり大変じゃなかった?

トク(アメリカ・フィリピン留学)
僕の場合は、ある意味では学生時代から時間は空いていませんでした。と言うのも、学生の頃から勉強していなかったので、スタート地点がまず大人(27歳)になってからなんですよ(笑)。

最終的な学歴は専門学校卒ですが、高校も途中でドロップアウトしちゃったくらいですし、小学5年生くらいから机に向かって勉強した記憶がほぼありません。なので、「いざ留学!」となっても、今さらどうすればいいのかよく分からないし、「勉強って何なんだろう」って(笑)。

一同
そこからの次元(一同笑)。

トク(アメリカ・フィリピン留学)
TOEICやIELTSなどは”ガン無視”して、まずは「どれだけ使える英語を習得するか」というところだけを意識しました。当時は留学生活が終わった後は日本に戻って同じ業界で生きていくつもりだったし、再就職の心配もそこまでしなくてよかったので。

勉強法に関しては、まずフィリピン留学の時には、「いかにマンツーマンクラスで先生の気をそらせるか」を目標にしていました。先生は真面目なので教科書を使って授業をしようとするのですが、そこで先生の興味を引くようなトピックやおもしろい話ができれば、先生もそれに乗っからざるを得ないじゃないですか。それができたら自分の中で”勝ち”なんですよ。

ツヨシ(進行役)
教科書を先生に使わせてしまうと負けってこと(笑)?

トク(アメリカ・フィリピン留学)
そうですね。そういった誰にも言わない自己ルールを設定して毎日闘っていました(笑)。でも、これってすごく大切なことだと思うんですよ。海外で勝負しようと思った時に、アジア人でしかも男ってなると、それだけでマイナスからのスタートだったりするので。ジョークのひとつでも言えないと対等な立場で話ができないってことは前職の経験からわかっていたので、そこはすごく意識していました。

もちろん、課題になるような単語テストはがんばってやりましたが、それもできるだけペンと紙は使わずに何とか日常生活とリンクさせて……、じゃないと、僕は机に向かうやり方を知らないんで、分からないんです。

ツヨシ(進行役)
トクちゃんの勉強法は一旦置いといて(笑)、他の生徒はどうやって勉強してたのかな?

トク(アメリカ・フィリピン留学)
学校は月曜から金曜まで。僕の学校は学生寮と学校が1つのビルの中に入っていて、授業が終わるのが17時〜18時、それ以降は門限の20時(週末を除く)までしか自由に外出ができませんでした。しかも、早朝に単語テストがあって、それを合格できないと外出禁止という厳しいルールもあって。そもそも単語テストの勉強や授業の復習に追われている人が多かったので、外出する人の数は多くありませんでしたが。

授業はコースによって異なりますが、みんな7〜8クラスは受講していたと思います。ほとんどがマンツーマンクラスで、選択教科も先生もリクエストを出せば週一で変更することができました。基礎英語の他にTOEICやIELTS、ビジネスイングリッシュといったクラスもあれば、ヨガやダンスなどのアクティビティークラスも人気でした。

先生のレベルはピンキリでしたね。上を見るとTOEIC満点を何度も獲っている先生もいますし、ニューヨークの先生よりもきれいな英語を話す先生もいました。逆に新人の先生に関しては、愛嬌でカバーって感じです(笑)。


フィリピン・セブの語学学校の送別会/トク(写真前列左)

ツヨシ(進行役)
カナダはどうだった? 実戦で使える英語を覚えた感じ?

オガヤン(カナダ留学)
僕はどっちかというと「文法をめっちゃ勉強してボキャブラリーを固めておけばしゃべれる!」と思っていて。高校生の頃は英語の点数は5教科の中で上の方だったから、英語は得意と思い込んでいたんですよね。

大学で語学を専攻していたとはいえ、TOEICは400点そこそこでした。リスニングもスピーキングも経験がなく、カナダ留学は本当に何もかも初めての状態で、実際に現地じゃまったく通じませんでした。電車の中でおばあちゃんに「Excuse Me. Can I shit(本当はsitと発音したい) here?」と言ってめっちゃビックリされたり(一同笑)。

とりあえず「発音が悪い」のと「使える英語を知らない」ので、電子辞書を持ち歩くことにしました。それなのに、コーヒー一杯を頼むにしても辞書で検索して、「I would like to have a black coffee? うわ、めっちゃ長いやん」とビビってしまう(笑)。そのフレーズを3回くらい練習して店に行ったら、最初に「Hello, how are you?」と声をかけられて、そこで終わり。調べたことは忘れてしまうという(一同笑)。

学校は3カ月間でしたが、僕はその間全然日本人とも話さないようにしていました。その学校はもともとイングリッシュオンリーポリシー(校内で話す言語を英語のみに限定するポリシー)が厳しいところで、自分の母語を話していたらイエローカードを渡され、3回渡されたら1週間の停学とレッドカードになるんですね。

レッドカード3回で、いくら高い学費を払っていても退学。校内だけじゃなくて学校のあるエリアから4ブロックまでが対象で、そういう環境だったから「英語で何もかもやろう」と思って。それから、語学学校の生徒に英語のネイティブはいないので、「その辺にいる人に話しかけよう」と考えました。

ミヨ(マレーシア留学)
その辺にいる人って、つまりは他人ってことですか?

オガヤン(カナダ留学)
そうですね。ちょうど学校でトーキングコンテストという、カナダ人に話しかけて名前と場所を書いてきたら人数に応じて順位がつくコンペティションがあったんです。1カ月だけやってみようかなと思って、その月に150人くらい見知らぬカナダ人と話しました。

とにかく目があったら「エクスキューズミー。アイム”シンゴ”(オガヤンの名前)」と言って。そしたら僕の発音が悪く「シンゴ」じゃなくて「シングル」に聞こえたみたいで、女性から「独身だから何だ」という不審な目で見られました(一同笑)。

途中から慣れてくると恥ずかしさはなくなってきて、見境なく話していくんですけど、道を歩くおじさんに「どこ住んでるんですか?」と流れで訊いて「私は家ないよー」と。どうもホームレスに話しかけてしまったようで、「あぁーそうですか…よい1日を」みたいな感じで会話を終わらせ、スーっとその場を立ち去りました(一同笑)。

とは言え、基本的に断られることって「アイム”シングル”」を除いてあんまりなかったんですよ。結果的にめっちゃ話すことができて、そこで英語の尋ね方やネイティブの使い回しなんかを教えてもらいつつ、結局1カ月目、2カ月目、3カ月目と全部コンテストに出て、毎回100人以上は話しかけるようにしました。とにかく何もかも英語で考えるというのが、僕なりの勉強方法でした。

自分で言うのもなんですけど、9カ月という期間のわりには結構しゃべれるようになったんじゃないかと。帰国してから大学の先生に「雰囲気イングリッシュやな。ノリでしゃべってる感がすごい」と言われましたけどね(笑)。


カナダ・バンクーバーのクラスにて/オガヤン(写真中央・赤ポロシャツ)

ツヨシ(進行役)
なかなかハードな勉強法だね。捕まらなくてよかった(笑)。マレーシアはどうだった?

ミヨ(マレーシア留学)
学校での話をすると、校内で耳にする英語はきれいでしたね。特に若者で都市部に住んでる子はインターナショナルスクール出身の人が多いので。先生の英語もきれいな発音でした。

クラスは韓国人とベトナム人が多く、日本人が少数いました。韓国人同士・ベトナム人同士はそれぞれの母語でも会話しますが、私からすると英語しかコミュニケーション手段がないので、英語を話す機会は多かったですね。

学校の外ではさすがにきれいな英語ばかりではありませんでした。これまで触れてきた英語とはまったく違うアジア特有の訛りを聞いて、これもまた英語なのかと。訛りはもう慣れるしかないので、とにかく街に出て現地の人と話す機会を増やすというのが、私の勉強法でした。

マレーシアでは英語以外の言葉も多く話されていて、友達のマレーシア人は中国語やマレー語を話しているようでした。果たしてそれが北京語なのか広東語なのかも、私には分かりませんが(笑)。

留学最後の1カ月間に現地のレストランでインターンをして、フィリピン人のスタッフが話すフィリピン訛りの英語を聞いたんですね。マレーシアの訛りに慣れてきた時で、そこでも何を言っているのか聞き取れなくて。最後に「あああ」と思いながら帰国しました……(笑)。

ツヨシ(進行役)
マレーシアもフィリピンのように第一言語は英語じゃないの?

ミヨ(マレーシア留学)
公用語はマレーシア語ですが、基本的に英語が通じるので、留学生からすると英語を話す機会は多いと思います。学校の敷地を出ても英語で話しかければ英語で返ってきます。ただアメリカやカナダに比べると、きれいな英語とは言えないと思いますが。路上マーケットなんかではむちゃくちゃな文法の英語が話されていることもあるので、そこはもうパッションですね(笑)。


マレーシアの学校で休み時間にクラスメイトと/ミヨ(写真左)

ナツミ(オーストラリア留学)
発音に関しては一般的にカナダが一番ニュートラルって言われてますよね?

オガヤン(カナダ留学)
いやあ、本当に聞き取りやすいですよ。イギリス訛りもアメリカ訛りもないのがカナダ英語です!

バンクーバーは日本人がすごく多くて、道を歩いていても関西弁が聞こえてくるという環境ですから、英語の上達に関しては自分の身の置き方によるかもしれません。それでも、カナダの英語は「リスニングに関してすっごく聞きやすいな」と、オーストラリアにいる今も思いますね。

ナツミ(オーストラリア留学)
さらっとオージー英語がディスられてる(一同笑)。

トク(アメリカ・フィリピン留学)
アメリカはアメリカで生まれ育った人も、両親や祖父母が話している母語の訛りを引っ張ってくることが多いですよ。オーストラリアに来て驚いたのが、比較的訛りが強いとされている中国系やインド系の人たちでも、一般的なオージー英語を話していたことでした。

ツヨシ(進行役)
アメリカの語学学校はどうだったの?

トク(アメリカ・フィリピン留学)
僕が通っていた語学学校はサアイさんが話していたマンチェスターの学校と雰囲気が似ているかもしれません。橙色の武僧服を着た少林寺の僧侶やボリウッド映画監督のパキスタン人、あとはフリーメイソンのロシア人なんかもいました(笑)。

そんな個性的すぎるクラスメイトとコミュニケーションを取るのには苦労しました。政治や宗教の話になった瞬間にドッカーンとクラス全体が炎上して、収集がつかなくなることも多々あって。さんざんワーワー騒いだ挙句、「トクはどう思うの?」と、なぜか最後の最後に聞かれたり。かなりプレッシャーがかかる中で発言をさせられて、度胸はつきましたね(笑)。

今回の座談会メンバーの中では、僕が一番英語が下手だと思うのですが、これでもニューヨークの語学学校の一番上のクラスまでいきました。みんなには分からないと思いますが、アラサーになってから、しかも基礎がない状態からの英語学習は本当に大変なんですよ……。


ニューヨークの語学学校のクラスメイトと先生/トク(写真右)

各国の英語の発音について徹底比較

ツヨシ(進行役)
英語の発音に関して各国を比較してみようか。イギリス英語とかアメリカ英語とかどうだろう?

サアイ(イギリス留学)
イギリス英語と言えば“ブリティッシュイングリッシュ”ですが、そこにイメージされる英語を話している人ってほとんどいませんよ。ロイヤルファミリーやニュースキャスターの話す英語がそれに近くて、いわゆる“クイーンズイングリッシュ(容認発音)”という上流階級の英語にあたります。

イギリスは一言にイギリス英語といっても日本の津軽弁や関西弁、博多弁といった方言のように、地域ごとに別のしゃべり方があり、本当に全然違います。しかもウェールズ、スコットランド、アイルランドに入ったら英語の他にウェールズ語、スコットランド・ゲール語、アイルランド語も話されているので、そもそも英語ではなかったりもして。

ツヨシ(進行役)
オーストラリアにも一応方言のようなものがあって、タスマニアが違う、ブリスベンが違う、アウトバックに行くともっと違うと言われるんだけど。”オージーオージー”した人の英語を聞くと、あまり口を開かない話し方だよね。

ナツミ(オーストラリア留学)
オージー英語ってあまり“R”を発音しないじゃないですか。アメリカ英語みたいに舌を使わないから、日本人には馴染みやすいと思いますがどうでしょう?

トク(アメリカ・フィリピン留学)
アメリカ人は単に舌を巻きたいんだと思います(笑)。特有のアクセントをつけたり、耳障りのよい言葉を使って緩急をつけたがるんですよね。「Lift(英)」でいいのに「Elevator(米)」とわざわざ言うのも、舌や唇を使って発音するのが好きだからじゃないでしょうか。

フィリピンもアメリカの植民地だった時代があるので、アメリカ英語寄りなところがあります。僕の英語は変に日本語訛りとアメリカ訛りのミックスになっているようで、オーストラリア人に全然通じないんですよ(泣)。

ツヨシ(進行役)
オーストラリアだとアメリカ英語は拒否されちゃうよね。例えば学校の課題でも「finalize」の“z”を“s”にしなきゃいけないし、翻訳し直して書かないとオーストラリアでは受け取ってもらえない。

オガヤン(カナダ留学)
カナダはどっちでもいい感じでした。例えば「センター」は「Centre」でも「Center」でも問題ないです。ただ、看板はイギリス英語なのに、発音するとアメリカ英語になるのは不思議でした。

トク(アメリカ・フィリピン留学)
アメリカの語学学校の教科書がイギリス英語で作られていて、「ここはイギリス英語になってるけど、アメリカ英語的にはこうだよ」と先生が補足で説明していました。一応、英語はイギリスのものって感覚はあるみたいで、そこはリスペクトがあるようです(笑)。

ミヨ(マレーシア留学)
マレーシアはもともとイギリス領だったのでイギリス英語を基本としてます。先生によってはスペルをイギリス英語に直したりします。

ナツミ(オーストラリア留学)
ところで、オーストラリアで「Can’t(キャント)」と発音して、「何言ってるの?」と思われた経験がある人っていますか?

オガヤン(カナダ留学)
ああ、それはよく言われます。「Can(キャン)なの? Can’t(カーント)なの?」って……。「そんなにわからん? ていうか、文脈でわかるやん」って思いますけど(笑)。

トク(アメリカ・フィリピン留学)
それも分かりますが、逆に現地のベタベタな訛りを聞いた時ってテンション上がりません? 僕はオーストラリアで初めて「Today」を初めて聞いた時に、「キター!」ってなりました。以前からオージー英語に特殊な発音があるのは知っていましたが、「トゥダイ」くらいかな?と思ってたら、まさかの「トゥダーーイ!」なんですもん(一同笑)。

ツヨシ(進行役)
せっかく海外に出て世界中の人たちと会って勉強したり仕事したりするなら、その国の訛りを理解できた方がいいだろうね。ここで生活していてもオージー英語の他にいろいろな訛りがあるし、多様性があるところが英語のおもしろみでもあって、それらを聞いてきちんと理解できるようになるのが理想かもしれないですね。

◆◇◆第3回へ続く◆◇◆

その他の留学比較座談会はこちら↓
【第1回】JAMSスタッフが人気留学先6カ国の事情を徹底比較
【第3回】仕事はオーストラリアが圧倒?人気留学先の物価や給料を公開!
【第4回】留学先の遊びと観光!さらには各国の恋愛事情を暴露?
【最終回】ねえねえ、結局どの国に留学するのがベストなの?

留学先比較座談会 登場人物紹介

ツヨシ(進行役)

1995年、高校卒業後に渡豪。語学学校、カレッジ、シドニー大学と進学。在学中から深夜のレストランを間借りして、友人と共にカクテルバーを経営するなど、スゴ〜くいろいろなキャリアを経て、現在は「リズム留学センター」と「Kintone Australia」に席をおきながら、「JAMS.TV」のディレクターとしても精力的に活動する。ダンスが好き、日本酒が好き、そして2児の子育てを頑張るスーパー・イクメン・パパ。

トク(アメリカ・フィリピン留学)

京都出身。2016年末に、2年間に渡るフィリピン・アメリカでの留学生活から帰国。東京の某芸能プロダクション勤務を経て、昨年末に”ギリホリ”で来豪し海外生活を再スタート。留学先でも、旅行先でも、はたまた先進国でも、新興国でも、なぜかその地に長く住んでいる現地人のような妙に落ち着いたオーラを放つ。夜型、インドア派、人見知り。「オーストラリアに向いてないんじゃないか」と本人は言うがうなずく人はいない。

サアイ(イギリス留学)

幼少期からイギリス文学を愛読。語学やイギリス発祥の芸術を学ぶため、マンチェスターにて1年間の語学留学経験あり。映写師、領事館での警備員など、カラフルな経歴も持つ。現在はJAMS.TV編集部でライターとして勤務しながら、ライフワークでもある執筆活動や自身の作品の翻訳に精力的に取り組む。趣味は来豪後に始めた和太鼓。「そこ?」ってポイントを、ひたすら狭く深く追求するタイプ。謎に包まれた不思議な人。

オガヤン(カナダ留学)

関西出身のお笑い好き。趣味は心理学。大学在籍中にカナダ・バンクーバーにて9カ月間のワーホリ生活を経験。日本帰国後はUSJや英会話学校で勤務する。オーストラリアに来た目的は、海外に拠点を置く企業での勤務経験を通してスキルアップし、将来的にはインバウンド関係の仕事で、日本の魅力を世界に発信していきたいとのこと。何気ない会話の中にボソっと入れてくるネタのクオリティーが高い。

ミヨ(マレーシア留学)

マレーシアで半年間の大学留学後、JAMS.TVでインターンをするために1カ月限定でオーストラリアに来豪。いつも笑顔で愛嬌を振りまくムードメイカー。むしろ怒ったり、悲しんでいる時さえもニコニコしているので、感情がうまく伝わらないこともしばしば。週末を利用してローカルマーケットを散策するのがシドニーでの楽しみ。日本で就職を経験した人たちの話を聞いて、帰国後の生活に戦々恐々とする小心者。座談会の参加を後悔しているとの噂あり。

ナツミ(オーストラリア留学)

17歳の時にオーストラリアへ来豪。シドニーの高校を卒業後、ノートルダムオーストラリア大学に通いながらJAMS.TVでインターン修行中。一見クールな印象だが、じつは真面目で優しい性格。プンプンとルンルンのスイッチがどこにあるかわからない。岩手県出身で暑いところが苦手。シドニーで好きな場所は「ウェンディーズ・シークレット・ガーデン」。卒業後は日本に帰国し、就職活動をする予定。

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

その他の記事はこちら