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配車サービス運転手 劣悪な労働環境

【メルボルン24日AAP】   配車サービス業の運転手1,100人を対象に行った調査の結果、60%以上が、ガソリン代など車の維持費を差し引く前の段階で平均時給は16ドル以下と答えた。

また、嫌がらせや暴力など969件の報告もあった。10人に1人が勤務中に乗客から身体暴力を受け、6%は性的被害にあった。さらに37%が脅迫を、3分の1近くが人種差別的なコメントを受けた。運転手らはまた、乗客が財布を置き忘れたり偽証した際に、会社から即座にアプリから解除されたと不満を示した。

配車サービス業運転手共同組合のエメット・ドゥ・ウルソ氏は、「運転手らは、公平な賃金と保護を求め、回答する権利もないまま解雇される心配のない環境で勤務したい」と語った。

運輸組合(TWU)のトニー・シェルダン氏も、「乗客から攻撃を受けてもサポートがない。回復に向けて休みを取るか、収入を優先して働くかの選択に迫られている」と話し、調査結果は“ショッキングだ”と表現した。

回答者の勤務先はウーバー(97%)、オーラ(46%)、タクシファイ(26%)、ディディ(22%)、その他(15%)。複数社に勤務するドライバーも多い。

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