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大手ゲームプラットフォームで子ども保護に重大な不備

【ACT2日】   オーストラリアの子どもや10代の大多数が利用するオンラインゲームで、利用者を搾取などの被害から守るための対策に大きな不備があることが明らかになった。

世界最大級のゲームプラットフォームのひとつでは、児童の性的搾取や暴力的なコンテンツを理由に利用を禁止された人物が、新たなアカウントを作って再登録していないかを確認するための対策がほとんど取られていないことが、オーストラリアのeセーフティ・コミッショナーによって指摘された。

オーストラリアのeセーフティ委員会は2日、ロブロックス、マインクラフト、フォートナイト、スチーム、スチーム・チャットの開発・運営企業に対し、1年前に情報提供を義務付ける通知を出したことを受け、調査報告書を発表した。eセーフティ・コミッショナーのジュリー・インマン・グラント氏は、「複数の事業者が通知を受けて以降、安全対策を追加しているものの、深刻な被害を防止し、発生した場合に対応するための取り組みには、依然として重大な不備があることが報告書で明らかになった」と述べた。

オーストラリアでは、8~17歳の約90%がオンラインゲームをプレイしている。「捕食的な目的を持つ成人はこのことを知っており、子どもたちと最初に接触する場としてゲームを利用することが多い。その後、性的搾取や過激化を目的として子どもをグルーミングすることがある」とインマン・グラント氏は述べた。

報告書によると、スチーム、スチーム・チャット、フォートナイトでは、違法または有害なコンテンツを検知するための仕組みが不足している。ゲームプラットフォーム「スチーム」を運営するバルブは、既存の児童性的虐待素材とコンテンツを照合する業界標準の「ハッシュ・マッチング」を使用していない。

報告書は「他の事業者とは異なり、バルブはスチーム・チャット上の有害行為を事前に検知するツールを導入していなかった。スチーム・コミュニティのグループチャットも対象となっており、唯一の例外はURL検知ツールだったが、これは主に詐欺をブロックするためのものだった」と指摘した。「その結果、スチーム・チャット上のすべてのチャットが、児童の性的搾取や暴力に関するコンテンツから受ける保護が限定的な状態となっていた」

マインクラフト、ロブロックス、フォートナイトの運営会社は、利用禁止となったユーザーが新たに登録していないかを確認するため、「複数の指標」を使用している。一方、スチームにはそのような安全対策がほとんどないことが報告書で明らかになった。報告書はまた、ロブロックスとバルブの言語検知システムについても問題を指摘している。両社のシステムは社内で作成したデータセットのみを使用し、定期的な再学習も行っていないという。

マインクラフトの開発元であるモジャン・スタジオズとロブロックスは、性的虐待や搾取、過激主義への対策として、競合他社と情報を共有している。一方、バルブはこのような情報共有を行っていなかった。また、フォートナイトの開発元であるエピック・ゲームズは、2023年に開始された世界規模の児童搾取関連情報共有プログラムへの参加を拒否した。

eセーフティ委員会の報告書によると、マインクラフトとフォートナイトでは、基本的に利用者が自己申告する年齢に依存している。利用者が18歳以上だと申告すると、よりリスクの高いコミュニケーション機能を利用できるようになる。

マインクラフトでは現在、18歳以上だと申告した利用者は、18歳未満の利用者だけでなく、誰とでも会話できるようになっている。ロブロックスには、利用を禁止されたユーザーが新たなアカウント情報を使って再登録していないかを検知する専門のエンジニアチームがある。この取り組みには、「プラットフォーム外での監視」も含まれ、グルーミング、性的脅迫、暴力的なコンテンツや活動に関連するアカウントやコミュニティの検知を行っている。

スチームとスチーム・チャットは、年齢確認に関する情報を一切収集していない。スチームは現在、クレジットカードを通じた年齢確認のみを導入しており、eセーフティ委員会は、さらに多くの年齢確認方法を導入することについて明確な説明を求めている。

これに対してロブロックスは、オーストラリアのオンライン安全法に基づくeセーフティ委員会との「広範な協議」を経て、2025年12月に年齢確認を厳格化したと報告書は説明している。

インマン・グラント氏は、「オーストラリアの子どもたちは、安全に遊び、交流し、学べるオンライン空間を利用する権利がある」と述べた。「保護者も、子どもたちがオンラインでどのようにゲームを利用しているのかについて、引き続き話し合うことで重要な役割を果たすことができる。eセーフティが提供する『保護者向けゲームガイド』は、こうした重要な会話を始めるための優れた情報源だ」

ソース:news.com.au – Major gaming platforms have ‘significant gaps’ in child protection

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