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チャルマーズ財務相、失業率上昇と景気減速を警告

【ACT23日】   ジム・チャルマーズ財務相が、経済成長の鈍化と失業率の上昇に警鐘を鳴らした。年内5回目となる利上げが予想される中、発言が注目されている。

チャルマーズ財務相は、年内5回目となる利上げが予想される11月のメルボルン・カップまで2週間を切る中、オーストラリア経済の減速と失業率の上昇を警告した。チャルマーズ氏は23日、シドニーで開かれたCiti A50フォーラムで、「財務省は現在、年央経済・財政見通しに向けてすべての数値を見直している」と述べた。

「金利上昇とインフレ率の上昇により、経済成長は鈍化し、失業率はやや上昇する可能性がある。世界のほぼすべての経済に何らかの形で影響を与え、世界経済の成長にリスクをもたらし、世界的なインフレを押し上げ、借入コストを上昇させている2つの戦争の影響を、オーストラリアも免れることはできない」

オーストラリア株式市場では、11月のメルボルン・カップ当日に利上げが実施される確率を62%と見込んでいる。

チャルマーズ氏は、ウクライナとイランでの戦争、「より多くの債務」を抱える「世界最大の経済国」、そして「激しい」AI投資による経済への影響について説明した。そのうえで、ここ数週間にアジア各地を訪問した際、オーストラリアの立ち位置を改めて実感したと述べた。「3カ国を4日間で訪問し、40人以上のCEOやビジネスリーダーと会った」と同氏は語った。「主な関心は、原油価格とエネルギー安全保障、国債利回りと借入コスト、そして資本の流れだ。リスクが次々と高まる世界において、オーストラリアはますます信頼できる国だというメッセージを、何度も耳にした」

政府支出がインフレを押し上げているのではないかとの議論が続く中、チャルマーズ氏は、政府が経済を冷却させる方向に作用していることを示唆した。「オーストラリア経済はほぼすべてのG7諸国より速いペースで成長しており、IMFはこの状況が少なくとも今後5年間続くと予想している」と述べた。

「その成長の大部分を担っているのは民間部門だ。民間需要が拡大する一方で、公的需要は鈍化している。実際、昨年度の民間需要の伸びは前年度の3倍になった一方、公的需要の伸びは半分になった。年間ベースで見ると、民間需要は公的需要の4倍の成長寄与をしている」

オーストラリア準備銀行(RBA)は先月、議員らに対し、政府支出の削減は最終的にインフレを抑制し、さらなる利上げを回避することにつながると説明した。RBAが11月のメルボルン・カップ当日に、今年5回目となる政策金利の引き上げを行うとの見方が強まっている。RBAがこの書簡を下院経済委員会に送ったのは、ミシェル・ブロック総裁と副総裁らが委員会に出席した後だった。

書簡には、「特定の支出案の内容は重要だが、一般的に政府支出の減少は、他の分野での支出増加によって相殺されない限り、総需要を減少させる」と記されている。「これにより経済の供給能力への圧力が緩和されれば、インフレ圧力も低下する傾向にある」としている。

一方、チャルマーズ財務相は演説で、オーストラリアの政府債務は他のどのG7諸国よりも低い水準でピークを迎える見通しであり、利払い負担も「他国で見られる水準のほんの一部」にとどまると主張した。そのため、中央銀行は利下げできる状況になるはずだと述べた。「国内のインフレ問題は戦争によって悪化しているが、財務省とRBAはいずれも、今後12カ月以内にインフレ率が目標レンジに戻ると予想している」

企業活動について、チャルマーズ氏は、5月の予算案で示された2.5%の成長予測が5%まで引き上げられ、企業投資が2倍以上に増える可能性があるとの見通しを強調した。これは、昨年の企業投資予測が4%から7.4%へ上方修正されたことに続くもので、金額にして117億豪ドルの増加に相当する。

「こうした大幅な改善により、2027~28年度の予測が若干下方修正されたとしても、3年間の累積企業投資額は従来の予想を大幅に上回ることになる。オーストラリアには豊富な再生可能エネルギー資源があり、より安価でクリーンなエネルギーへの需要も高まっている。再生可能エネルギーは3年前には電力網の約3分の1だったのが、現在ではほぼ半分を占めている」

ソース:news.com.au – Treasurer Jim Chalmers warns of rising unemployment, slowing economy

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