起業のきっかけ
JAMS記者:まず鈴木さんがご自身のおしぼり会社「Xceed Towels」を立ち上げたきっかけを教えて下さい。
鈴木:2004年1月に家族でオーストラリア(ブリスベン)に移住し、すぐに会社「Xceed Towels」を始めました。最初は「Xceed OSHIBORI Towels」という名前で始めたんです。夫が「オーストラリアの辞書に“おしぼり“という言葉を載せよう。」と夢見て起業したことに由来しています。しかしオーストラリア人にとって発音が難しかったり、おしぼりが一般化されていなかったりで、トラブルが多かったので、結局分かりやすいように「Xceed Towels」という社名に変更しました。(笑)
オーストラリア移住と起業までの経緯
JAMS記者:それまでは日本でお仕事をされていたんですか?オーストラリア移住までの経緯を聞かせて下さい。
鈴木:空手を勉強しにイギリスから日本に来ていた大学教授の夫と知り合い、結婚して3人の子供を授かりました。私のほうはそれまで江東区の教育関係の仕事をしていました。3人目の子供を妊娠したときに「生活を変えようか」という話になって、IELTSを受けてオーストラリア永住権を取得しました。
JAMS記者:どうしておしぼり屋を始めようと思ったんですか?
鈴木:夫のアイディアでした。外国人から見て、日本のおしぼりをサービスする文化が素晴らしいと感じたらしく、「この文化を日本以外にも広めたい。」ということで、オーストラリアに移住した際におしぼり屋を始めることになったんです。私はその夢に付き合わされました。(笑)
JAMS記者:ではとくにオーストラリアだったからという理由ではないんですね。
鈴木:そうですね。特にオーストラリアだったからおしぼり屋を始めたという理由ではありませんでした。
