美容/健康

オーストラリアに整体はない?身体の不調はフィジオセラピーへ

オーストラリアで「整体に行きたい」と思っても、日本のような整体院が見つからず戸惑う人は少なくありません。実際、オーストラリアでは“整体”という概念があまり一般的ではなく、肩こり・腰痛・頭痛といった不調を改善したいときは、国家資格を持つフィジオセラピストに相談するのが主流です。

ワーホリや学生の方は、ファーム作業や飲食の仕事、長時間のデスクワークなどで身体の負担が溜まりやすく、「どこに行けばいいの?」と悩む場面も多いはず。そこで頼れるのが、整体に近い感覚で通え、なおかつ保険適用もある「フィジオセラピー」。

この記事では、フィジオの特徴、改善できる症状、シドニーのおすすめクリニック、保険の仕組みまでわかりやすくまとめて紹介します。

目次

  1. オーストラリアで「整体」は一般的な言葉ではない?
  2. 日本の整体とフィジオセラピーの違い
  3. フィジオセラピー(理学療法)とは?
  4. ワーホリ・学生に多いフィジオへの相談内容
  5. 身体の不調ならシドニーの 「メトロフィジオセラピー」
  6. フィジオセラピーは保険適用!

オーストラリアで「整体」は一般的な言葉ではない?

日本では「整体」という言葉は広く浸透しており、“骨格の歪みを整える、リラクゼーションも兼ねた施術”というイメージがあります。しかし、オーストラリアでは「整体」は医療用語ではなく、ほとんど使われません。海外で整体を探そうとすると、「どこに行けばいいの?」「整体が見つからない!」となるのはこのためです。

代わりに、身体の痛み・不調にアプローチする専門分野として、以下の医療資格を持つ専門家の領域に分かれています。

  • Physiotherapy(フィジオセラピー)
  • Chiropractic(カイロプラクティック)
  • Osteopathy(オステオパシー)

日本で整体に行く感覚=オーストラリアではフィジオセラピーに行く感覚と言っても過言ではありません。

日本の整体とフィジオセラピーの違い

ここで、日本の整体とフィジオセラピーの違いをわかりやすく整理してみましょう。

項目 日本の整体 オーストラリアのフィジオセラピー
位置づけ 民間療法(資格は統一されていない) 医療資格(大学で学ぶ国家資格)
目的 歪みの調整、リラクゼーション、体のバランス改善 痛みの根本改善、怪我の評価、運動機能の回復
アプローチ 手技中心、経験や流派により異なる 科学・医学に基づく運動療法と手技
保険適用 基本なし 保険適用あり(メディケア・OSHC等)
施術の流れ 必要に応じて調整 精密な問診→姿勢・動作評価→治療→再発予防指導

オーストラリアのフィジオセラピーは「整体」より医療的で、科学的・専門的なケアが受けられる分野です。「整体に行きたい」と思った日本人のお悩みは、オーストラリアではほとんどの場合フィジオセラピーがカバーします。

さらに、フィジオセラピーには医療保険が適用されるという大きなメリットがあります。メディケアや海外留学医療保険(OSHC)を利用している場合は、GP(一般医)の紹介状なしで保険会社から医療費の補助を受けることが可能です。

また、海外旅行保険に加入している方も、GPの紹介状があればキャッシュレスで治療を受けられるケースがあります。保険が使えるため、ワーホリメーカーや留学生、あるいは長期の治療が必要な方でも、日本の整体のように気軽に、費用を心配せず通えるのがフィジオセラピーの魅力です。

※メディケア:オーストラリアの国民健康保険。市民権、永住権保持者が加入できる
※GP(General Practitioner):一般開業医がいる病院やメディカルセンターのこと

そもそもフィジオセラピー(理学療法)とは?

フィジオセラピーは、薬に頼らず 運動療法・マッサージ・姿勢改善指導などの物理療法を用いて、痛みや不調の“根本改善”を目指す医療サービスです。

日本では「理学療法」と訳されることが多く、国家資格を持つ専門家(フィジオセラピスト)が担当します。身近な身体の不調を改善してくれ、特に利用者が抱えるお悩みは肩こり・腰痛・頭痛の3つで、オーストラリアではとても一般的な医療ケアとして知られています。

フィジオセラピストは、スポーツ選手へ正しいフォームや効果的なトレーニングの指導、一般の人には日常生活でできる運動や正しい姿勢の方法なども伝えていて、幅広い分野で活躍しています。

ワーホリ・学生に多いフィジオへの相談内容

多忙なワーホリ生活や慣れない学生生活で起こりがちな身体の不調について、フィジオで実際に多く寄せられる相談内容を紹介します。

1. ファーム・飲食の仕事で多い腰痛

ワーホリのファーム仕事や飲食店での重労働は、知らず知らずのうちに腰へ負担をかけています。痛みを放置すると、慢性腰痛に移行したり長引いたりすることも。

フィジオセラピーでは主に以下のような治療を受けられ、仕事で再び痛めない身体づくりができます。

  • 腰痛の原因を正確に見立てる
  • 痛みを改善する手技や運動療法
  • 再発を防ぐための姿勢・体の使い方指導

2. デスクワークの肩こり・頭痛

長時間パソコンやスマホを使用し、首が前に出た姿勢が続くと猫背が誘発され、肩こりや頭痛が起こります。

フィジオセラピーでは主に姿勢のクセ、筋肉の硬さ、背骨の動きなどを総合的に評価して治療を行います。その人の姿勢や身体の動きを診て、肩こりや頭痛の原因を突き止め、筋肉や脊椎などに働きかけるモビライゼーションを施してくれます。

また、手技に加えてドライニードリング(西洋式鍼)を組み合わせることで、筋肉の深部にアプローチし、より高い改善効果が期待できます。

3. スポーツや日常生活でのケガ

「久しぶりに走ったら捻挫した」「手首を回すと痛い」「スポーツで筋肉を痛めた」こうした急なケガにもフィジオは非常に有効です。

フィジオセラピストが、痛めた部位の負担、動きのクセ、生活習慣を細かくチェック。マッサージ・ストレッチ・負荷を調整した運動療法で早期回復を目指します。

「メトロフィジオセラピー」へのご相談・お問い合わせ
身体の痛みや不調にお悩みの方は、以下の電話番号またはメールにてお気軽にお問い合わせください。
電話:0414 272 440
メール:info@metrophysiotherapy.com.au

身体の不調ならシドニーの 「メトロフィジオセラピー」

シドニーの日本人に圧倒的な人気を誇るのは、タウンホール駅から徒歩2分のところに位置する「メトロフィジオセラピー」。

ここには、オーストラリア理学療法学会(APA)認定スペシャリストである日本人フィジオセラピストの奥谷先生が在籍し、丁寧かつ科学的根拠のある治療を提供しています。筋骨系を専門とする奥谷先生は、一般人はもとより、プロスポーツ選手やパラリンピック選手の身体の治療、パフォーマンス向上なども手がけている、ベテランフィジオセラピスト。

詳細な問診、姿勢分析、動作の評価、手技(マニュアルセラピー)+運動療法を組み合わせ、痛みの原因を明確にしたうえで治療。一時しのぎではなく、再発を防ぐ身体へ導いてくれるのが特徴です。

マッサージや一度きりの病院の治療でなく、バランスを見ながらその人に適した治療を施すので、痛みの再発もしっかり防ぎます。

フィジオセラピーは保険適用!

オーストラリアではフィジオは医療サービスの一つとして認められており、以下のような各種保険が利用可能です。

  • OSHC(海外留学生保険)
  • ワーホリの海外旅行保険(※GP紹介状が必要な場合あり)
  • メディケア(オーストラリア永住権・市民権保持者)

メトロフィジオセラピーでは、OSHC利用者向けの キャッシュレスサービス(要GP紹介状) にも対応。費用面が心配な方も安心して通うことができます。オーストラリアの市民権または永住権所持者のメディケアなど、ローカルの保険はキャッシュレスサービスには対応していない反面、指示書なしで治療可能です。

「メトロフィジオセラピー」へのご相談・お問い合わせ

  • 慢性的に身体のコンディションが整わない方
  • リモートワークや在宅による身体の痛みが辛い方
  • スポーツや力仕事などで身体をどこか痛めた方
  • 今ある健康を維持したい方
  • 自宅で習慣化できる自分に合ったストレッチなどを身につけたい方

その他、身体の痛みや不調にお悩みの方は、以下の電話番号またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

電話:0414 272 440
メール:info@metrophysiotherapy.com.au

クリニック概要

所在地:Suite 406a, Level 4, 250 Pitt Street, Sydney
電話:0414 272 440
メール:info@metrophysiotherapy.com.au
営業時間:予約制/日祝休
ウェブ:metrophysiotherapy.com.au

カラダの部位別!「メトロフィジオセラピー」お役立ち情報

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