【シドニー２３日ＡＡＰ】　　　３人の女性客を強姦した罪で起訴されていた元タクシー運転手に対する裁判が２３日、ＮＳＷ州地方裁判所で開かれ、最高懲役１３年が言い渡された。

ベクスレー在住のハッサン・ナギ被告は、２００３年、２００６年、２００７年に女性３人を強姦した罪で有罪判決を受けていた。被害者のうち２人は事件当時、帰宅しようとしていたが泥酔状態だったという。

裁判長は、被告の犯罪は被害者を侮辱するものであるとし、最高懲役１３年１０カ月と２４日、最低で懲役９年５カ月と３日を言い渡した。また裁判長は、ナギ容疑者がエイズ患者である事実について、昨年、報道禁止命令を出したが、今回これを解除した。

裁判終了後、ナギ被告の兄弟が被告に向かって「お前らを道に放置したのは俺の兄弟じゃない」と叫ぶ姿がみられた。