【メルボルン１４日ＡＡＰ】　　　１３日のパースのラジオ番組中、司会者がギラード首相に対し、自身のパートナーがゲイかどうかを質問した。これについてＶＩＣ州のナプシン州首相は「まったく不適切でひどい質問」だと強く批判した。

この司会者はハワード・サトラー氏。ギラード首相へのインタビューの中で、同氏は「伝説、うわさ、中傷、当てこすり」を確認したいと言った後で、「ティム（首相のパートナーの名前）はゲイだ。これは私の意見ではなく伝説」だと述べた。これに対し首相は、「ばかげている」と返答した。サトラー氏は番組終了後、出演停止処分を受けた。

ナプシン州首相は１４日、「インタビューでのギラード首相の扱われ方は不愉快極まるもの」だとし、「政界で何を言おうとも、人の容姿や宗教、経歴などについて揶揄することは全く不適切で完全に間違っている」と批判。しかし、これ以上騒ぎ立てるのは返って良くないと思うとした。