政治

NZ元首相アーダーン氏、シドニー大学に就任

【NSW27日】   7年間にわたりニュージーランド首相を務めたジャシンダ・アーダーン氏が、オーストラリアを代表する名門大学のひとつで新たな役職に就くことになった。

ニュージーランドの元首相ジャシンダ・アーダーン氏がシドニー大学に加わり、学生や研究者とともに、リーダーシップ、公衆衛生、市民からの信頼、そして世界が直面するさまざまな課題について取り組む。アーダーン氏は2017年から2023年まで首相を務め、クライストチャーチのテロ事件、コロナ禍、ホワイト島(ファカアリ)火山噴火など、ニュージーランドにとって重大な出来事への対応を指揮した。

そのアーダーン氏が今度はオーストラリアに渡り、シドニー大学の「実務教授」として活動する。アーダーン氏は今回の機会について、「これまでの経験を共有し、地域社会により良い貢献をするための方法を探り、発展させていく」ことができると歓迎した。

「政界を退いてから、特にリーダーシップについて考えることに多くの時間を費やしてきた。そして、私たちが直面する多くの世界的な課題に取り組むために必要なリーダーシップを、どのように支え、後押ししていけるのかを考えてきた」

シドニー大学の副学長兼学長、マーク・スコット教授は、アーダーン氏がニュージーランドを「非常に重大な出来事」の中で率いてきたと評価。「彼女のリーダーシップは、共感と決断力が相反するものではなく、それぞれがもう一方を強めることを示した」と述べた。「学生たちにとって、アーダーン氏から学べる機会は非常に貴重だ。単に元首相から学ぶだけではなく、公的なリーダーシップや社会への奉仕について多くを伝えられる、思慮深い教師から学ぶことができる」とスコット教授は話した。

「彼女の貢献は、公衆衛生や公共政策、そして大学全体での私たちの活動をさらに豊かなものにするだろう。アーダーン氏が本学への参加を選んでくれたことを誇りに思う。大学コミュニティ全体が温かく歓迎することになるだろう」

首相在任中、アーダーン氏は住宅問題、子どもの貧困、気候変動などに関する政策を積極的に推進した。2023年に首相を退任した後は、ハーバード大学やオックスフォード大学のブラバトニック公共政策大学院でフェローを務めている。

10月からシドニー大学に加わるアーダーン氏は、医学・健康学部の公衆衛生学部門で活動する。フルタイムの教職ではないものの、大学のシドニー・ポリシー・ラボや副学長室と緊密に連携し、ゲスト講義やマスタークラス、メンタリングなど、大学のさまざまな取り組みに携わる予定だ。

実務教授としての活動の一環として、アーダーン氏は11月1日、大学の「より良い社会のための対話」シリーズの一環として、オーストラリア人作家アンナ・ファンダー氏とともにシドニー・オペラハウスで講演する予定となっている。

ソース:news.com.au – Former New Zealand prime minister Jacinda Ardern joins The University of Sydney

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