【ACT5日】 オーストラリアの空港を対象にした最新ランキングで、意外な空港が首位に選ばれた。一方、ある主要空港では、駐車料金がわずか12カ月で驚異の42%も上昇している。
旅行保険比較サービスのアイセレクトが発表した最新調査では、オーストラリアの主要空港11カ所を対象に、利便性をランキング形式で評価した。駐車料金や交通費、利用者数、中心業務地区(CBD)からの距離など、さまざまな要素が考慮されている。興味深いことに、国内有数の規模を誇る空港の一部がランキング下位に沈む一方、小規模な地方空港が上位を占める結果となった。
首位に輝いたのはケアンズ空港で、10点満点中7.78点を獲得した。市内中心部からわずか5.7キロと、調査対象の空港の中でCBDまでの距離が最も短い。週平均の駐車料金も176.67ドルと比較的安く、地上交通機関の平均利用料金は20ドルだった。さらに、どちらの料金も過去1年間で値上がりしていない。
2位はダーウィン空港で、週平均の駐車料金は調査対象の中で最も安い163.17ドル。3位にはキャンベラ空港が入り、地上交通機関の平均利用料金がわずか14ドルだったことが評価につながった。上位に共通するのは、空港の規模が比較的小さいこと、移動距離が短いこと、そして空港までの交通手段を比較的安く利用できることだ。
今回のランキングでは、駐車料金、交通費、CBDからの距離、利用者数、空港の規模を基に、総合的な利便性スコアを算出している。駐車料金は週平均。交通費は調査対象となった公共交通機関とタクシーの平均料金。変動率は前年比。
ランキングの反対側、最下位となったのはメルボルン空港で、評価は10点満点中わずか2.44点だった。特に注目されるのが駐車料金の高さだ。調査によると、メルボルン空港の駐車料金は週平均412ドルに達し、前年から42%も上昇した。これはケアンズ空港の平均駐車料金の2倍以上に相当する。
車を使わずに空港へ向かう場合も、メルボルンの旅行者にとって負担は小さくない。空港はCBDから22.1キロ離れており、タクシー料金は約55〜70ドル。スカイバスの片道運賃も現在25.90ドルとなっている。さらに、1日10万人以上が利用することを考えると、メルボルン空港が利便性の評価で苦戦した理由がうかがえる。
ブリスベン空港は下から2番目で、週平均の駐車料金は234.89ドル。また、地上交通機関の平均利用料金は48.03ドルと、調査対象の中で最も高かった。最下位から3番目はゴールドコースト空港。週平均の駐車料金は9%上昇し、252.70ドルとなった。
空港の駐車料金が以前より高くなったと感じている人も多いかもしれないが、今回の調査結果を見ると、その感覚は間違っていないようだ。調査対象となった11空港のうち、8空港で過去1年間に駐車料金が上昇していた。
最も大きな値上がりを記録したのはメルボルン空港で、42%増。続いてパース空港が16%増の週221.02ドル、アデレード空港が13%増の229.63ドルとなった。
ただし、例外もある。シドニー空港は、調査対象の中で唯一、駐車料金が前年より下がった空港だった。前年比で6%減少している。とはいえ、喜ぶのはまだ早い。週323ドルという料金は、依然としてオーストラリアで2番目に高い水準だ。
ウエスタン・シドニー国際空港は、比較可能なデータがなかったため、総合ランキングの対象には含まれていない。しかし、アイセレクトによる予備的な比較では、駐車料金を大幅に節約できる可能性が示されている。週平均の駐車料金は179.75ドルで、シドニー空港の323ドルと比べてかなり安い。
一方、CBDからの距離がネックとなる。新空港はシドニー中心部から約60キロ離れており、CBDからわずか11.8キロのシドニー空港と比べると、かなり遠い。調査では、CBDからタクシーとシャトルバスを利用した場合の平均料金を111ドルと試算している。ただし、シドニー西部に住む旅行者にとっては、新空港の方が大幅に便利になる可能性がある。
空港の駐車料金が上昇し、主要空港の利用者数も増加する中、出発当日を迎える前に少し調べておくことが大切だ。アイセレクトの損害保険部門ゼネラルマネージャー、エイドリアン・ベネット氏は、いつも利用している交通手段を自動的に選ぶのではなく、駐車料金とタクシー、ライドシェア、公共交通機関の料金を比較することを勧めている。特に旅行者が増える休暇シーズンには、駐車場を事前予約することでも費用を抑えられる場合がある。
航空券が安くても、空港までの移動にかかる費用を含めて考えることが重要だ。どの空港から出発するのが最もお得なのか、総額で比較してみるとよいだろう。
ソース:news.com.au – $412 to park? Australia’s ‘least convenient’ airport named