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警官、盗難車のサンルーフにつかまって犯人を逮捕

 【メルボルン13日AAP】13日、盗難された疑いのある車を運転する犯人の逃走を阻止しようとした警官が車の屋根に飛び乗り、サンルーフからドライバーの男と格闘する事件が発生した。

 盗難車とされるのは赤いマツダ車で、午後5時30分ごろ、アボッツフォードのニコルソン・ストリートに駐車されていた。

 リッチモンドCIUのポール・グエーグ上級巡査は「警官が車に近づくと、ドライバーは逃走しようと後進し始めた。車はニコルソン・ストリートに駐車してあったスクーターを破壊。その後、車は前進し、警官1人がボンネットの上に飛び乗った。彼はサンルーフからドライバーを捕らえようとしたが、そのまま車は走行を続けた」と説明した。

 グエーグ上級巡査は、ドライバーの男は停車中の車に衝突し、さらにその車を別の車に衝突させたとした。男は前へ後ろへとやみくもに運転したため、警官はサイドブレーキを必死に握るしかなかったという。結局、ドライバーは木に衝突し、車は横転した。

 車に飛び乗った警官は腕に切り傷を負い、傷口を縫うため、セント・ビンセント病院へ搬送された。逮捕されたドライバーはプレストン在住の36歳の男で、深刻なけがを負わせた行為、および2件の車両盗難の罪で起訴された。

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