【QLD18日】 今年初め、ゴールドコーストの野生動物公園「パラダイス・カントリー」から、タスマニアデビルのメアリーが脱走し、大胆な逃走劇を繰り広げた。
映画「マダガスカル」さながらに自由を求めたメアリーだったが、逃走劇は思わぬ結末を迎えた。囲いから通常では考えられないほど大きくジャンプして脱走した後、スタッフや探知犬、さらには熱感知ドローンによる捜索もかわし、2週間にわたって行方が分からなくなっていた。その後、動物園から約2km離れた密集した森林の中で発見されたが、逃走中に負ったけがなどにより、状態は良くなかった。脳の炎症なども確認されたという。
しかし現在、動物園の運営側は、メアリーが順調に回復し、別の意味で「大きなジャンプ」を遂げたことを明らかにした。メアリーは飼育エリアに戻され、来園者の前にも姿を見せるようになった。野生動物公園のフェイスブックには、「今日はタスマニアデビルのメアリーにとって大きな一日だ」と投稿された。
「メアリーが生息環境に戻り、来園者は展示エリアでいたずら好きな姿を見せるメアリーを見ることができるようになった。6月に公園へ戻ってきてから、経験豊富な野生動物チームがメアリーのケアと回復を支えてきた。そして現在、屋外の飼育エリアへ移るまでに回復した」と説明している。
いたずら好きな有袋類であるメアリーの次の段階は、同じ飼育エリアで暮らす仲間のマフカとの再会となる。メアリーが3カ月前に施設へ戻って以来、スタッフは一連の騒動から回復できるよう、来園者の目に触れない場所で慎重にケアしてきた。
メアリーの脱走を受け、同施設は一時的に閉鎖され、飼育員らが捜索と調査を行った。この騒動を受け、QLD州第一次産業省はメアリーの飼育環境が適切だったか調査を実施した。その結果、飼育エリアは基準を満たしていることが確認された。
しかし施設側はその後、メアリーが屋外の飼育エリアに戻った現在、同じような脱走が再び起こらないよう、目立たない形でさらなる対策を講じている。
ソース:news.com.au – Runaway Tasmanian devil makes Gold Coast wildlife park comeback