【VIC25日】 VIC州では、万引きや保釈条件違反が急増した一方、犯罪率が2022年以来初めて低下したことが最新の統計で明らかになった。
犯罪統計局(CSA)は24日、州の最新の犯罪データを発表した。6月30日までの12カ月間に記録された犯罪件数の人口10万人当たりの割合は、3.8%減少して8,680件となった。記録された犯罪件数そのものも2.1%減少し、全体で62万4,624件となった。
CSAの主任統計官フィオナ・ダウズリー氏は、万引きの件数は増加したものの、空き巣やその他の窃盗の減少により、財産犯罪全体では減少したと説明した。「過去12カ月で万引きの件数は2.7%増加しており、盗まれた品目の中では食料品の増加が最も大きかった」と述べた。
CSAによると、窃盗の減少に伴い、被害率も7.6%低下し、人口10万人当たり3,665件となった。人に対する犯罪の被害報告も6%減少し、26万3,746件となった。
今回の統計は、VIC州の現職労働党政権にとって重要な時期に発表された。州全体で犯罪、特に若者による犯罪への対応をめぐり、政府への批判が続いているためだ。ベン・キャロル州首相は、犯罪が「新たな方向」に向かっていることを示す数字だと統計結果を評価した。一方で、犯罪水準は依然として「高すぎる」と認め、さらなる取り組みが必要だと述べた。「われわれは、警察官の増員、より厳しい法律、より強い権限、そして重大な結果を伴う制度を実施している」と述べた。
野党党首のジェス・ウィルソン氏は、11月の州議会選挙を前に犯罪問題を取り上げ、「成人の犯罪には成人としての刑罰を科す」という「真の」成人と同じ犯罪には、成人と同じ刑罰を(Adult Crime, Adult Time)法を導入すると公約している。
また、重大犯罪については一度の違反で保釈を認めない「ワンストライク」方式をカウンティー・コートまで適用することや、既存の若年者に対する例外規定を「撤廃」して、若年犯罪者にも保釈条件違反に関する法律を適用することなどを掲げている。命令や保釈条件への違反は、今回最も大きな増加を記録した項目となった。昨年、新たな保釈制度改革が導入されたことを受け、過去12カ月で5,473件から1万7,250件へと増加した。
また、警察が個人または組織と1件以上の犯罪を関連付けた「容疑者関連事案」も6.6%増加し、19万5,572件となった。窃盗関連では、容疑者関連事案が4.3%増加して4万4,544件となった。このうち万引きは9.3%増加し、2万1,306件に上った。
ソース:news.com.au – Victoria’s crime rate drops for first time in four years, despite sharp rise in shoplifting, bail breaches