【ACT14日】 オーストラリアでも多くの利用者を抱える英国のオンラインファッション通販大手ASOSが、ハッキング被害について新たな情報を公表した。ハッカーが従業員のアカウントにアクセスした手口を明らかにするとともに、顧客に対して不審な連絡に注意するよう呼びかけている。
10月6日火曜日の午後8時ごろ、ASOSの顧客に、同社がハッキングされたことを警告する通知が届いた。通知には、ハッカーからASOSのチームに向けたとみられる不気味なメッセージが記されていた。「ASOSのデータ保護責任者(DPO)およびIT部門へ。スノーフレークのインスタンスを完全に掌握した。こちらと交渉しなければ、データを流出させる」
ASOSは今回の不正アクセスにより、一部の個人情報が閲覧されたことを認めた。対象となった情報には、顧客の氏名や連絡先のほか、個人情報以外の一部のアカウント関連情報が含まれるという。
事件発生から約1週間後、ASOSの広報担当者は、不正な第三者が「信頼できる連絡先になりすます」ことで従業員のログイン情報を入手し、そのアカウントにログインしたと説明した。同担当者は「影響を受けたプラットフォームは直ちにロックダウンし、それ以上の情報にアクセスできないようにした。また、社内外のサイバーセキュリティー専門家の支援を受け、全面的な調査を開始した」と述べた。
ASOSのアクティブ顧客数は約1,670万人に上り、オーストラリアは同社の海外市場の中でも特に大きな市場の一つとなっている。ただし、今回の不正アクセスで影響を受けた顧客の人数は明らかになっていない。その後の調査では、クレジットカードなどの決済カード情報や、パスワード情報にはアクセスされていなかったことが判明した。
ASOSは最新の発表で、「ASOSのウェブサイトとアプリは、事件発生中も安全に利用できる状態にあり、現在も安全だ」と説明した。また、顧客がアカウントについて特別な対応を取る必要はないとした一方で、「ASOSを名乗る予期しないメッセージや電話には、引き続き注意してほしい」と呼びかけている。
ソース:news.com.au – ‘Impersonating trusted contact’: ASOS provides update after chilling hack