【TAS17日】 オーストラリアで最も人里離れた自然保護地域の一つ、TAS州の南東約1500kmに位置するマッコーリー島で、ミナミゾウアザラシとオオセグロカモメからH5型鳥インフルエンザが検出された。同島でこの致死性ウイルスが確認されたのは今回が初めて。
オーストラリア首席獣医官のベス・クックソン氏は、オーストラリアではH5型鳥インフルエンザの哺乳類間感染を示す証拠はなく、人への感染リスクも依然として低いと説明した。
TAS州の環境・気候変動相ガイ・バーネット氏によると、マッコーリー島に駐在する作業員が持ち帰ったミナミゾウアザラシとオオセグロカモメのサンプルを検査したところ、H5型鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたという。「これはTAS州の海洋哺乳類でH5型鳥インフルエンザが確認された初めての事例だ」と同氏は述べた。
8月には、H5型鳥インフルエンザの発生が懸念されたことから、マッコーリー島に駐在する数十人の作業員が今春、島から避難するよう指示されていた。現在、オーストラリアの砕氷型研究・補給船「RSV Nuyina」がマッコーリー島へ向かい、島に駐在するオーストラリア人作業員を避難させる予定となっている。
科学者らは、今年の繁殖期にマッコーリー島で大規模な大量死が発生する可能性が高いと懸念している。ゾウアザラシはH5型鳥インフルエンザに感染しやすく、オーストラリアの亜南極地域にあるハード島とマクドナルド諸島では、子どものゾウアザラシで90%の死亡率が確認されている。
ソース:news.com.au – Macquarie Island elephant seal tests positive to deadly H5 avian flu