【VIC3日】 華やかな観客で熱気に包まれたメルボルン・カップ。映画や音楽界のスターも会場に駆けつけ、騎手イーサン・ブラウンが初のカップ制覇を果たす瞬間を見届けた。
フレミントン競馬場では、数万人の競馬ファンが寒さに耐えながら来場し、やがて雲の切れ間から太陽が顔を出す中、ポイント・オブ・ローの優勝を見届けた。
「国を止めるレース」とも呼ばれるメルボルン・カップの前には、世界的ミュージシャンのロビー・ウィリアムズが観客を沸かせた。会場にはハリウッドスターのジェイミー・フォックスも姿を見せ、調教師シアロン・マーハーが2度目のカップ優勝を飾る様子を見守った。フォックスが姿を現すと、華やかな社交エリア「バードケージ」は一気に盛り上がった。ゴールドとブラックのブレザーを身にまとい、観客に輝くような笑顔を向けた。
騎手のイーサン・ブラウンが海外から参戦した牡馬を巧みに操り、自身初のメルボルン・カップ優勝を手にした。マーハー調教師は、ザハランとジュジャ・キボも2、3着に送り込み、上位3着を独占した。
最終着順は以下の通り。
同じくマーハー厩舎のロイヤル・スプレマシーは、レース序盤に最大15馬身差をつけて先頭を走ったものの、フレミントン名物の直線で後続に追い抜かれた。TABでの3連単配当は2,644.50豪ドル、上位4頭を当てるフォーエー配当は5万275.10豪ドルだった。
午後3時のメインレースを観戦しようと、観客は早々に絶好の観戦場所を確保。レース開始に間に合わせようと急ぐ人や、よく見えるように首を伸ばす人の姿もあった。グラスを手に、近くのスクリーンに目を凝らす観客たち。会場は色とりどりの装いで埋め尽くされた。スタートからゴールまで波乱の展開となったレースに、観客は歓声を上げ、拍手を送りながら、馬たちがゴールを目指して激しく競り合う様子を見守った。
レースが終わると、会場のテントには歓喜と落胆が入り交じった声が響き渡った。勝ち馬に賭けていた人々は、懐を温めてフレミントン競馬場を後にした。
クラブ・ローンには大勢の人々が集まり、「ファッションズ・イン・ザ・フィールド」からマウンティング・ヤードへと続々と移動した。お目当てのスターを見ようと、ステージ前に駆けつけたのだ。馬ではない。ロビー・ウィリアムズだ。黄色と白の衣装を着たダンサーたちがステージに登場する準備を整え、屋外には観客の大歓声が響き渡った。
バラの装飾をあしらった鮮やかなブルーのスーツに身を包んだウィリアムズは、代表曲の数々を力強く歌い上げ、観客を魅了した。1997年のヒット曲「エンジェルズ」を披露した際には、競走馬と騎手23組が争っていた優勝トロフィーの中をのぞき込む場面もあった。なお、アステリックスは当日、レース直前に出走を取り消していた。
3日の朝は厚い灰色の雲が空を覆い、気温も大きく低下。早朝から訪れた人々は、華やかなドレスやスーツの上にコートを羽織り、寒さをしのいだ。午後12時30分ごろ、ようやく暗い雲の間から太陽が顔を出し、どんよりとした天候の中にも、観客は束の間の暖かさを楽しむことができた。
コートを脱ぎ、傘をしまったバードケージには、ピンクやパープルを中心に、赤や青も交じった色鮮やかな装いが広がった。大きな帽子やたくさんの花飾りを頭にあしらったゲストも多く、厚い灰色の雲が晴れ始める中、日差しを避けるように帽子を傾けていた。水玉模様や花柄のドレスも目立ち、深いスリットや、ふんわりとしたフリルの生地を使った華やかな装いが会場を彩った。
カラフルな観客たちに呼応するように、午後には青空も広がり、大勢の人々が屋外へと繰り出した。特にスタイリッシュな装いの人々は、「ファッションズ・イン・ザ・フィールド」のテントで見られた。バードケージでは、ステージ前に小さな人だかりができ始めた。レース観戦を中断して、寒さを忘れるように踊り始める人も多かった。
勝ち馬に賭けていた観客たちは、日差しを浴びながら歓声を上げ、互いにハイタッチを交わした。競馬場のあちこちから歓声や歓喜の声が聞こえた。
この日の早い時間帯には、バードケージ一帯に吹き荒れる強風に帽子を押さえようとする人々の姿が見られた。凍えるような寒さにもかかわらず、観客たちは重力に逆らうような帽子を含め、驚くほどカラフルな装いで会場を彩った。中には、コーディネートを崩したくないという理由から、コートを自宅に置いてきた人もいた。目立つ装いを目指し、大胆なスパンコールやネオンカラー、レザー、レースを取り入れた人も多かった。
ソース:news.com.au – Hollywood and music stardom light up Melbourne Cup Day, before Point of Law stays best