【ACT6日】 カフェイン好きなら誰もが一度は疑問に思ったことがあるだろう。朝、最初の一口を飲んでからわずか数分で、なぜトイレに行きたくなるのだろうか。医師がこの現象について、体内で何が起きているのかを詳しく解説した。それによると、飲んだコーヒーが単に「体内を急いで通過している」わけではないという。
オンラインで人気の医療解説を発信している医師で、内科を専門とするドクター・プリヤム・ボルドロイ氏が、X(旧ツイッター)にこの現象についての見解を投稿した。200万回以上閲覧されたこの投稿で、同氏は多くの人が抱く疑問に答えた。
「ある患者から、『先生、朝コーヒーを飲むと数分後に便意を催すのはなぜですか? さすがに、そんな短時間で消化管全体を通過するはずはありませんよね。実際には何が私をトイレに向かわせているのでしょうか?』と尋ねられた」と投稿には記されている。ボルドロイ医師によると、コーヒーが消化管を驚くほどの速さで通過しているわけではない。実際には、コーヒーが刺激となり、大腸にすでに待機していた便を移動させているのだという。
「食事をすると、上部消化管からの神経信号が大腸に伝わり、大腸を収縮させて内容物を先へ送り出す」と同氏は説明する。「これが『胃結腸反射(ガストロコリック反射)』だ。コーヒーも、大腸に到達する前に、これと似た素早い反応を引き起こすことがある。そのため、飲んでから数分以内にトイレに行きたくなることがある。今飲み込んだ飲み物と、排出される便は、消化の過程においてまったく異なる段階にある」
興味深いことに、専門家はカフェインだけが原因ではないと指摘する。カフェインレスコーヒーでも、まったく同じ反応が起こることがあるという。ただし、この反応には「個人差がある」とも付け加えた。朝のコーヒーを飲むと急いでトイレに向かう人がいる一方で、まったく何も感じない人もいる。
この解説に驚いたユーザーがコメント欄に次々と投稿し、毎朝の習慣の理由がようやく分かったと安堵する声も多く寄せられた。一方で、体内の仕組みについて少し混乱した人もいた。
「温かい飲み物が腸の動きを促すのだと思っていました。ホットコーヒーでも、温かい紅茶でも、レモン入りのお湯でも」と投稿した人がいたほか、別のユーザーは「重力でしょう」と推測した。また、素早い排便反応をうらやむ人もおり、あるユーザーは冗談交じりに「コーヒーを1杯飲んだだけで排便できるなら、現金を払ってもいい」とコメントした。
コーヒーは腸の動きを促す手軽な方法かもしれないが、健康な消化器系を維持するには、朝のラテを飲むだけでは十分ではない。オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の研究によると、オーストラリア人の食物繊維摂取量は1日の目標量を大きく下回っており、腸の健康維持に必要な量を摂取できていない人は80%を超えている。
これは深刻な問題だ。大腸がんは現在、オーストラリアでがんによる死亡原因の第2位となっており、今年は5,000人以上が命を落とすと予想されている。大腸がんを予防するための効果的な方法の一つは、健康的な生活習慣を維持することだ。そのためには、食物繊維を十分に摂取することが重要となる。国の食事ガイドラインによると、健康な消化器系を維持するために、男性は1日30グラム以上、女性は少なくとも25グラムの食物繊維を摂取することが推奨されている。
ソース:news.com.au – Doctor ‘finally’ solves universal morning bathroom mystery