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シドニータクシー、女性にとって危険な存在

 【シドニー12日AAP】近年、シドニーのタクシー運転手が乗客に性的暴行を加えるケースが増加しており、タクシーは女性にとって危険な存在になりつつある。

 ニュース・リミティッド紙は、性的違法行為を行ったとの苦情を受けたタクシー運転手の10人に1人が解雇されていることが判明したと報じた。同紙が入手した文書によると、2006年1月から2007年5月までに報告された苦情は74件で、そのうち、運転手が性的違法行為の事実を否定し、その「矛盾した供述」からこの問題が取り上げられないケースが多いことが分かった。

 これまで、タクシー運転手の免許を剥奪された運転手はわずか7人。NSW州レイプ・クライシス・センターのマネージャー、カレン・ウイリス氏は、タクシー会社は従業員の確保に躍起になっているため、運転手に対する苦情をタクシー会社が取り扱うべきではないとした。「非常に懸念される問題。タクシー会社は同問題に対する責任を回避している」とウイリス氏。

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