【ブリスベン３日ＡＡＰ】　　　クワッドバイクと呼ばれるバギー車による相次ぐ死亡事故を受けて、ＱＬＤ州のジョン・ロック副検視官は、同バイクの運転免許導入やヘルメット着用の義務化などを提言した。

ロック副検視官は３日、子どもによる大人用クワッドバイクの運転も禁止するよう提言した。提言は、同州で２０１２年から２０１４年の間に発生したクワッドバイク事故９人の、死因審問によるもの。死因はバイクの下敷きや頭部重傷などで、うち３人が１２歳未満の子どもだった。

外科医らは州政府に対して早急に、１６歳未満の子どもによる大人用クワッドバイク運転を禁止し、安全評価体制を導入するよう要請した。王立外科大学（ＲＡＣＳ）のリチャード・ルワンドウスキー氏によると、クワッドバイク関連の大きなけがは２０１０年から２０１２年で倍近くになったという。

同様の審問が今週、ＮＳＷ州で行われる。