【NSW12日】 NSW州では過去2週間に、40人以上がコウモリにかまれたり、引っかかれたりした。これを受け、NSW州保健当局は、被害に遭った人に対して「速やかに医療機関で診察を受ける」よう呼びかけている。
9月28日から10月10日までの間に、コウモリにかまれたり、引っかかれたりした43人がNSW州保健当局の診察を受けた。被害の大半は、ハンター地域、ミッド・ノース・コースト、NSW州北部、セントラル・コーストなどの沿岸部で発生した。
NSW州保健当局の健康保護部門ディレクター、キーラ・グラスゴー氏は、すべてのコウモリがオーストラリアコウモリリッサウイルスを保有している可能性があると考えるべきだと指摘した。このウイルスは狂犬病ウイルスに近縁で、人間にとって非常に危険だという。
「けがをしていたり、苦しんでいたりするコウモリを見つけた場合は、地域の野生動物救助サービスに連絡し、決して触らないでほしい。コウモリに接触できるのは、訓練を受け、防護措置を講じ、ワクチン接種を済ませた野生動物の保護担当者だけだ」とグラスゴー氏は述べた。「オーストラリアコウモリリッサウイルスが人間に感染することは非常にまれだ。しかし、感染したコウモリにかまれたり、引っかかれたりした人に症状が現れた場合、残念ながら有効な治療法はない。コウモリにかまれたり、引っかかれたりした場合は、速やかに医療機関で診察を受けることが極めて重要だ」
コウモリにかまれた場合は、消毒薬やベタジンなどの消毒・抗ウイルス作用のある軟膏を使用する前に、傷口を石けんと水で15分間、十分に洗い流す必要がある。
NSW州気候変動・エネルギー・環境・水省(DCCEEW)によると、コウモリの活動が活発化している背景には、餌不足があるという。同省は、NSW州の東海岸の大部分で餌不足が発生していると説明している。
ソース:news.com.au – NSW Health issues urgent lyssavirus warning after 43 people bitten by bats over two week period