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巨大な口ひげを生やした「モーベンバー」キャンペーン開始

【NSW30日】   世界中の男性が、重要な社会的活動を支援するため、口ひげを生やす季節がやってきた。しかし、ネッド・フランダースのような立派な口ひげが珍しくないオーストラリアで、モーベンバー(Movember)キャンペーンをどうすれば目立たせることができるだろうか。

その答えの1つが、宇宙からも見える幅180メートルの巨大な口ひげだ。男性が口ひげを伸ばすことで、男性の健康問題への意識向上を目指す今年のモーベンバー・キャンペーンは、印象的な形でスタートした。一年を通じて口ひげを楽しむオーストラリア人も多いなか、今年はオーストラリアの大地そのものが巨大な口ひげを生やした。

「ビッグ・レッド・モー(Big Red Mo)」と名付けられたこの巨大な口ひげは、NSW州の人里離れた鉱山の町ブロークンヒルにあるマウント・ギップス・ステーションの滑走路に刈り込まれたものだ。幅は驚きの180メートルに及び、宇宙から見える史上初の口ひげになると考えられている。

キャンペーン関係者は、この新たなランドマークを撮影してもらい、その説を証明するため、国際宇宙ステーション(ISS)のクルーにも協力を呼びかけている。

モーベンバーのグローバル理事を務めるネイサン・アポ氏は、「広大なオーストラリアのアウトバックを使って世界的な危機に注目を集め、男性の健康問題に対するSOSとしてビッグ・レッド・モーを作った」と話す。「地方や遠隔地では自殺率が都市部の2倍に上るなか、こうした地域に暮らす男性、特にアボリジナルやトレス海峡諸島民の男性が、支援を受ける際に直面する障壁に光を当てる機会になる」

オーストラリアのコメディアン、ルーク・マクレガー氏も今年のキャンペーンを支援する1人で、今週ビッグ・レッド・モーを訪れた。同氏は、自分が口ひげを伸ばす理由について「もっと信頼できそうに見えるようにするため」と冗談を交えながらも、男性の健康問題への意識を高めたいという思いが重要だと語った。

ISSにもキャンペーンへの参加とビッグ・レッド・モーの撮影を呼びかけたマクレガー氏は、巨大な口ひげを余すところなく見せたいという、もう1つの動機も明かした。「それに、地球は平面だと信じているいとこがいる。これと地球、そして口ひげが一緒に写った写真を撮ってもらえれば、男性の健康問題への意識を高められるだけでなく、いとこに見せて『ほら、地球は丸いんだよ』と言える」

メルボルンに住む2人の友人の何気ないアイデアから始まった活動は、今や世界的な運動へと成長した。モーベンバーは2003年、友人同士だったトラビス・ガローネ氏とルーク・スラッテリー氏が考案した。初年度には、30人の男性が1人10豪ドルを出し合い、口ひげを伸ばすチャレンジに参加した。

その後、参加者は年々増え、2006年には公式団体であるモーベンバー財団が設立された。口ひげが伸びるように、この運動も成長を続け、世界各地へと広がっていった。活動開始以来、同団体は20カ国で総額18億豪ドル以上を集め、前立腺がんや精巣がん、メンタルヘルス、自殺予防など、男性の健康問題に取り組む数千件のプロジェクトに資金を提供してきた。

今年のモーベンバーは、オーストラリアのアウトバックに巨大な口ひげを描くだけでなく、恒例の「シェイブダウン」キャンペーンも再び実施する。参加者は月の初日にひげをきれいに剃り、専用ページ「モー・スペース(Mo Space)」を開設する。そこでは口ひげの成長記録を更新したり、寄付を募ったり、男性の健康問題について周囲と話し合うきっかけを作ったりできる。

ソース:news.com.au – Australia grows a moustache to launch Movember campaign

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