教育/留学/習い事

その9 [いよいよファームでの農作業がスタート]

Y子

31歳。ものごとをあんまり深く考えていないのでストレスは少ない。自分の身に危険が迫ると恐怖のあまり脳がヒートしてしまい、笑い出してしまうクセがある。以前バンジージャンプをした時、飛び降りた瞬間からケラケラ笑っていた。お化け屋敷でも笑い出すので、お化けにビックリされてしまう。19歳でメイクアップアーティストに憧れて専門門学校へ。その後ファッションショーなどの現場で働くが、給料が安すぎて、家の電気、ガス、水道を止められる。それでもコンビニのトイレや銭湯に通いながら粘り強く続けるが、毎日ツナ缶だけで生活していたため、体重が40kgを切ってしまい最後は栄養失調で倒れてしまうという経験を持つ。彼氏ができると何よりも優先してしまうため友達はほぼいないという残念なタイプ。現在セカンドWHでシドニー滞在中。

このネギをひたすら引っこ抜いていく作業

兎にも角にもここに留まることにしたので、さっそく明日からの仕事をゲットするため、夜7時きっかりに受付の女性に電話をしてみた。初日の仕事はネギのピッキング作業だった。持ち物は長ぐつ、ゴム手袋、帽子、水。朝の4時半に迎えの車がピックアップしてくれるということだった。ヒェ~、早すぎる…。とりあえず寝坊だけは避けたいので、早めに寝ることにした。翌朝、なんとか目覚まし時計で起きて時間どおり集合場所へ。A子は”いろんな意味で最悪な作業”と言っていたので少し不安だったが、畑仕事が初めてだったこともあって少しウキウキしていた。20分ほど車を走らせて着いたところは、畑以外何もない場所だった…。『トイレとかどうするんだろう…?』少し不安に思っていると、突然若い韓国人らしい女性が叫んだ。『ボ~っと突っ立ってんじゃないわよ! あんた早く作業しなさい』と怒鳴っている。 『ホホウ、あいつがこの畑を管理している大魔人の愛人だな。なかなかキレイじゃないか、やるな大魔人』 怒られたにも関わらず不思議と余裕があった。そして作業が始まった。ひたすらネギを引っこ抜き、それを束ねてゴムで留める。40束たまったらカゴに入れておしまい。一箱$6という完全出来高制。こういうのは最初が肝心だ! 良い仕事をまわしてもらおうと、必死でネギを引っこ抜く。いつの間にか陽は高く登り、暑くなってきて汗が滝のように流れてくる。水分だけはしっかり補給していた。が、最初の不安が蘇ってきた。トイレに行きたい…。でも、どこを見回しても畑しか見えず、トイレのトの字も見当たらない。恐る恐る隣で作業してる人に聞いてみると、ビンゴ(予感的中)! そこら辺でするしかないらしい。仕方ない。まさか30過ぎて人前で用を足すことになろうとは…。しかし、これが以外にも開放的で気持ちが良く、なんだか自然と一体化できた気分だった。作業も終盤になり、韓国人の愛人がみんなのカゴを数え始める。私は5箱を作ることができた。初日にしては上出来上出来などと自己満に浸っていると、なんど例の愛人が私のネギをチェックするなりカゴを次々にひっくり返しているではないか。エッ? 何してるの愛人? 呆気にとられていると『汚い、あんたのはダメ。今日の収入はゼロよ』とのたまっている。チョット~、人前で恥ずかしい思いまでしてがんばって作業したのに…。私のネギたちに何しとんじゃ!(怒) キレイと思ったことは撤回だ。このメス××め。お前なんか大キライだ。そしてキャラバンパークに戻ってきた私はフランス娘に慰めてもらうのだった。

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