【VIC28日】 VIC州で、ジャシンタ・アラン州首相の辞任を受け、与党労働党の混乱した党内投票の末、ベン・キャロル副首相兼教育相が新たな州首相に選出された。アラン氏は、激しいリーダーシップ争いに直面する直前に辞任を決断。選挙を4か月後に控える中での異例の展開となった。
後任を決める労働党の会合は約2時間にわたり混乱し、アラン氏を支持するソーニャ・キルケニー司法長官が対抗馬として出馬。一時は膠着状態に陥り、暫定リーダーの設置も検討された。最終的にキャロル氏が満場一致で新党首に選ばれ、州首相に就任。メルボルンの総督官邸で宣誓を行った。
キャロル氏は就任後、「選挙の重要性は非常に高く、新たな方向性が必要だ」と強調。治安、経済、政治の信頼性といった課題に取り組む姿勢を示した。
一方、辞任したアラン氏は「選挙直前に党員投票を行うことは混乱を招く」として、自ら退く決断を説明。「チームの一員として最善の判断をした」と述べた。アラン政権は、犯罪率の低下や財政黒字化、公共交通の無料化、学校や病院の建設などの実績を強調。一方で、支持率の低下やインフラ事業を巡る不祥事、治安問題などが政権運営に影を落としていた。
今回の指導部交代は、州選挙を目前に控えた与党にとって大きな転換点となる。
ソース:news.com.au – Ben Carroll elected new Labor leader in chaotic caucus ballot after Victorian Premier Jacinta Allan finally quit