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NSW、ナング販売を規制 健康被害や神経障害の拡大抑制へ

【NSW5日】   「ナング」の通称で知られる亜酸化窒素(笑気ガス)の販売に対する厳しい新規制が、NSW州で施行された。当局は、乱用に伴う健康被害の拡大を食い止めることを目指している。

今回の規制は、深夜の販売、大容量容器の販売、オンラインでの手軽な入手を対象とする一方、正当な目的での利用は引き続き認める。5日から、NSW州の小売業者は18歳未満への販売、午後10時から午前5時までの販売、即日配送、商品の店頭での陳列が禁止された。また、10グラムを超える容器を消費者に直接販売することや、1人に対して1日250グラムを超える量を販売することも禁じられた。

新規制は、NSW州内で亜酸化窒素を供給する店舗、卸売業者、オンライン販売業者など、すべての事業者に適用される。一方、食品の調理、医療、自動車関連、工業用途など、正当な目的での利用については、引き続き入手できる。

州政府は規制強化に合わせて、亜酸化窒素の危険性を周知し、小売業者が新たな要件を理解できるようにする啓発キャンペーンも開始した。NSW州保健省には規制の執行権限が与えられ、違反して供給された商品に対して警告を発したり、押収したりできるようになった。金銭的な罰則が科される場合もある。

ライアン・パーク保健相は、今回の措置について、若者を守るための取り組みだと説明した。「今回の重要な変更によって、亜酸化窒素の乱用による被害に遭う若者が減ることを期待している」とパーク保健相は述べた。「これは単に商品の販売や供給を取り締まるだけではない。若者やその家族を含む一般の人々に対し、亜酸化窒素の乱用に伴う深刻なリスクについて啓発することも目的としている」

亜酸化窒素は、長年にわたり調理や医療の現場で正当に使用されてきた。しかし、安価で簡単に入手できる吸入物質として乱用されるケースが増え、保健当局の懸念が強まっている。NSW州保健省は、繰り返し使用すると重度のビタミンB12欠乏症や神経損傷、長期にわたる神経障害につながる恐れがあると警告している。アルコール・ドラッグ財団も、しびれ、筋力低下、平衡感覚の障害、重症の場合には脊髄損傷との関連を指摘している。さらに、短期的にも健康被害が生じる可能性がある。

NSW州保健省は、凍傷、肺の損傷、窒息、心臓の異常、転倒によるけがなどを、急性・慢性の使用に伴う危険として挙げている。医療専門家は、乱用が深刻な場合、特に治療が遅れると、後遺症として障害が残る人もいると警告している。

NSW州の今回の規制は、オーストラリア全土で亜酸化窒素の乱用が増加していることへの懸念が広がる中で導入された。公衆衛生の専門家や医学誌は、娯楽目的の使用に関連する深刻な神経障害の症例が増えていると報告しており、より厳格で一貫性のある規制を求める声が上がっている。

ソース:news.com.au – NSW cracks down on nang sales to curb surging health risks and neurological harms

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