歯周病や虫歯が進行するなどして歯を抜かなくてはいけなくなってしまった場合、実はここが「歯を多く残せるかどうかの最後のターニングポイント」となっています。最もやってはいけないのが歯を抜けたまま治療途中で放置してしまうことです。留学中、駐在中などで数年後には日本に帰国するので、それまで放置というような方が実際沢山いらっしゃいます。
仮に治療しなかった場合、口の中はどうなってしまうのでしょうか。
一見すると歯は全てが自立しているように見えますが、実はそれぞれがお互いを支えあっています。抜けてしまった歯の両隣は、支えを失ってしまうため、抜けた歯のスペースに向かって徐々に傾いてしまいます。そして傾いてしまった歯の隣の歯がまた傾いて…というように、まるでドミノが倒れるように歯並びが悪くなってしまう恐れが。
また噛み合わせのない歯がある場合、上にある歯は下のほうに、下にある歯は上の方に伸びていきます。これを「挺出(ていしゅつ)」と言います。挺出は歯そのものが伸びるわけではなく、歯肉から出ているだけなので、長時間放置するとやがて抜け落ちる可能性があります。
歯が傾いてしまうということは、その分、歯と歯の間にスペースが生じて、食べかすが詰まりやすくなることを意味します。つまり「歯周病や虫歯リスクの高い口内環境」になってしまいます。
歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは除去するのが難しく、デンタルフロスや歯間ブラシ、ウォーターピックなどを活用しなければ十分にきれいにする事ができません。
歯並びが変わったり、歯が伸びたりしたら、その分治療に時間がかかってしまいます。あごの骨が衰えてしまった場合、インプラントなどの処置ができなくなる可能性もあります。また顔の輪郭も変わってしまうケースも。(顎がでて、くしゃっとした感じです。)
歯が抜けてしまったとき、抜かなければいけなくなった時は「一本ぐらいならなくても大丈夫」と放置するのではなく、なるべく早めに歯科医院へ行くようにしてください。
当医院ではインビザラインだけでなく、インプラントも行っております。
DrKimはもちろん、インプラント手術の為に全世界からお呼びが掛かる凄腕Dr Shengも定期的に働いていますので是非お問い合わせください。
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