【メルボルン６日ＡＡＰ】　　　ＶＩＣ州で公営住宅の入居待ちが４万１０１７人に達した。今年４月～６月までの３カ月間で、３．１％（１２００人以上）増加したことになる。

ウィンＶＩＣ州住宅相は、公営住宅の需要が急増した理由について、人口増、空き住宅の不足、家賃の上昇のためだとした。入居希望者は平均８カ月待たなければならないという。野党は、現政権がここ数年この問題に取り組まなかったために公営住宅が危機的状況に陥ったと批判しており、「怠惰な現政権は、苦しい家庭の生活のことなど気に留めず、住宅危機の責任を果たしていない」と述べた。

ウィン住宅相は「２０１２年に公営住宅４５００件が新設されることで、公営住宅が１０年間に２万軒建設されることとなる。課題は多いが、政府は長期的に取り組み、州民を支援していく」と述べた。