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映画界の根強い性差別 女性主役17%

【キャンベラ24日AAP】  オーストラリア映画産業の業界団体スクリーン・オーストラリアは、業界内では依然として性差別などが根強く残っており、スクリーン上での差別解消に向けてさらに取り組む必要があると警鐘を鳴らしている。

米国人女優ジーナ・デイビスが主催し、メディア上の女性の描かれ方を調査する団体、ジーナ・デイビス・インスティチュートによると、2015年に発表された映画200本のうち、女性を主役とする作品はわずか17本だった。また、スクリーン・オーストラリアによると、オーストラリアで開催されるトロップフェスト映画祭で、2年前に最終候補に残った女性監督はわずか一人だったが、応募者の名前を外して審査した結果、今年は最終候補の半分が女性だったという。

スクリーン・オーストラリアは2015年、「ジェンダー・マターズ・プラン」に500万ドルを拠出し、女性を主役とする作品を制作する58の映画製作会社やプロジェクトに資金提供を行った。この他、国営放送ABC、公共放送SBS、オーストラリアン・フィルム・テレビジョン・ラジオ・スクールなどの業界団体が、メディア業界における多様性(ダイバーシティ)と包含性(インクルージョン)の実現に取り組んでいる。

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