政治

豪首相、NYでトランプ大統領と会談

【ACT24日】   アンソニー・アルバニージー首相は、米大統領ドナルド・トランプ氏の史上2度目のホワイトハウス当選からほぼ1年を経て、ついに直接会談した。

首相は現地時間23日夜、トランプ氏が主催したレセプションに参加し、他の世界各国の首脳と共に短時間ながらトランプ氏と面会したと報じられている。両者は簡単な会話を交わし、来月ワシントンDCで予定されている会談についても話し合った。

アルバニージー首相は記者会見で、10月下旬に米国を再訪し、ホワイトハウスでトランプ氏と面会することを確認。「電話でも話し合い、10月20日にワシントンDCで会談する」と説明した。現在、両国の外交政策には貿易から中東問題まで多くの相違点があり、首相はトランプ氏との間で幅広い議題をカバーする必要がある。ただし、具体的な議題については記者会見で公表しない方針を示した。

首相は、前回のニューヨークでの国連総会サイドイベントで、トランプ氏と公式会談が持てなかったことについても理解を示し、非公式の場での会談の可能性も示唆している。また、今年初めにトランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領を叱責したような懸念については否定。「良好な関係がある。両者は、尊重をもった電話会談を行ってきた」と述べた。

過去にアルバニージー首相は、トランプ氏の携帯番号を持っていない可能性を示唆していたが、今回の記者会見では「ジョークだった」と説明。「首脳間の通話はメモ係を立てて、携帯電話を使わない部屋で行うのが普通だ」と述べた。トランプ氏はこれまで、アルバニージー首相について肯定的な発言を繰り返しており、先月の連邦選挙後には「元野党党首ピーター・ダットンが誰か分からない」と述べたが、今月には「良い人物だ」と評した。アルバニージー首相も同様にトランプ氏を評価している。

一方、ワシントンとの関係構築を怠っていると批判してきた連合政権は、今回の面会のニュースを歓迎。テッド・オブライエン副党首は、「これほど時間がかかるべきではなかった」と述べ、首相の対応の遅れを批判した。

オーストラリアは、米国に対する基準関税率が10%で、世界で最も低い国の一つでもある。

ソース:news.com.au – PM meets Donald Trump in New York

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