【NSW15日】 現在、NSW州全体で1,700万枚の未使用または未登録のオパールカードがあり、全カードの未使用残高は約7,000万ドルと見積もられている。
NSW州政府は、過去5年間使用されていないオパールカードの未使用残高を回収し、交通インフラやオパール対応の自転車ロッカーなどの交通関連施策に再投資する法案も導入する予定だ。
2026〜2027年までに、NSW州の公共交通機関利用に用いられるオパールカードのうち、少なくとも5年間使用されておらず、残高が残っているカードは約1,700万枚に達すると見込まれている。州政府は、これらのカードは主に国外や他州からの訪問者が保有していると考えており、5年間使用されていないオパールカードの休眠残高にアクセスできる権限をTransport NSWに付与する法案を提案している。
カード1枚あたりの平均未使用残高は約4ドルで、全未使用カードに換算すると約7,000万豪ドルに相当する。今後12か月で、政府はユーザーが未使用残高を請求できるキャンペーンを実施し、未請求分がTransport NSWに再分配される前に利用を促す。現在、残高を使用するにはタップオン(乗車時のカードタッチ)が必要で、ユーザーの同意なしに未使用残高にアクセスする方法はなく、未登録カードのユーザーに連絡する手段もない。
未使用残高は、交通インフラの改善、歩道からeバイクを取り除く共有eバイクシステムの導入、オパール対応の自転車ロッカーの追加など、交通関連施策に再分配される予定だ。ジョン・グラハム交通大臣は、この法案が「日々ネットワークを利用するNSW州民の利益になる」と述べた。
ソース:news.com.au – Huge new government crackdown on e-bikes