【ACT27日】 全国規模の緊急警報システム「オースアラート」の試験実施を前に、一部のオーストラリア国民に対し、携帯電話を機内モードに設定するよう注意が呼びかけられている。
特に、隠して使用する「セーフフォン」に頼る家庭内暴力の被害者に対しては、試験に備えて電源を切るか機内モードにするよう求められている。27日には全国のすべての携帯電話で約10秒間の警報音が鳴る予定で、これは全国警報システムの一環として行われる試験だ。この緊急警報は、10月の本格導入に先立ち、スマートフォンやタブレット、スマートウォッチでテストされる。
試験では、午後2時(オーストラリア東部標準時)に、すべての携帯電話で大音量の警報が約10秒間鳴る。
オースアラートは、災害や緊急事態が発生した地域の住民の携帯端末に直接通知を送る全国的な警報システムだ。このシステムは、2020年の国家自然災害対応に関する王立委員会を受けて開発された。
緊急事態管理担当大臣カースティ・マクベイン氏は、「観光客の多い地域では、ブラックサマーの森林火災の際に通信事業者の回線が利用できず、警報のテキストメッセージが数日届かなかった」と説明した。この新システムでは、近くの携帯電話基地局を利用し、特定の地域にあるすべての対応端末に同時に警報を送信する。通知は通常のテキストメッセージではなく、一斉配信メッセージとして送られる。
同氏は、このシステムが最新のセルブロードキャスト技術に基づいており、日本やニュージーランド、カナダなど35か国で採用されていると述べた。また、従来のシステムの問題点であった通信事業者への依存を解消しているという。従来は通信障害が発生すると警報が届かないケースがあったが、新システムではその影響を受けにくくなる。実際、7月8日にはテルストラの全国的な通信障害により、数百万人規模の利用者や緊急通報に影響が出た可能性がある。
27日には約10秒間、対応する携帯電話やタブレット、スマートウォッチからサイレン音が鳴る。端末の機種によっては画面にポップアップ通知が表示され、「テストメッセージ」「対応は不要」と表示される。
この警報はサイレントモードや「おやすみモード」に設定されていても作動する。そのため、家庭内暴力の被害者などに影響が出る可能性があり、安全確保のための対策が必要とされている。
対応する携帯電話、タブレット、スマートウォッチを持つ人は誰でも警報を受信する可能性がある。ただし、すべての機種が対応しているわけではない。
対応機種としては、iOS26.4以降を搭載したiPhone11以降のモデル、Android12以降の端末、そして同じくiOS26.4以降に対応したアップルウォッチのSE2、SE3、シリーズ6以降などが含まれる。
ソース:news.com.au – Everything you need to know about AusAlert warning alarm test