【NSW8日】 シドニー空港で、大規模な混乱が発生した翌日もフライトの遅延が続き、多くの乗客が影響を受けた。7日には110便以上が定刻通りに運航できない混乱となり、その影響は8日にも持ち越され、150便が遅延するなど、2日連続で大規模な遅れが発生した。
この問題について航空管制を担うエアサービス・オーストラリアは、管制塔の人員不足が原因だったと説明している。一部の航空機は最大2時間滑走路上で待機する事態となった。同機関は7日の問題は解消されたとしていたが、8日も「シフト体制の制約(人員配置の問題)」が影響していることを認めた。
航空業界団体「エアラインズ・フォー・オーストラリア・アンド・ニュージーランド」のスティーブン・ベケット最高経営責任者は、数千人の乗客が影響を受けたと述べた。「航空管制塔に十分な人員を配置できておらず、効率的な運航が難しくなっている」と指摘した。「国際線・国内線ともに影響が出ており、今朝だけで150便以上が遅延した」
特にオーストラリア最大の航空会社カンタス航空では、95便の遅延が報告され、大きな影響を受けた。8日朝の時点でも、クアラルンプール発の国際線が約4時間遅れで到着予定となるなど、複数の便で遅れが続いた。国内線でも、ブリスベン、メルボルン、キャンベラからの到着便が遅れ、ワガワガ発の便は約2時間遅れとなった。
エアサービス・オーストラリアは、安全確保のため「航空交通流管理(ATFM)」措置を導入し、出発間隔を広げる対応を取ったと説明した。「これにより一部の運航に影響が出る可能性はあるが、遅延を最小限に抑えるため航空会社と連携している」とし、今後に向けて管制官の育成強化や人員配置の改善にも取り組むとした。
一方、8日の混乱時には空港の公式ウェブサイトもアクセス集中で一時ダウンするなど、影響は広範囲に及んだ。業界団体は今回の遅延を「壊滅的」と批判し、国際線の乗り継ぎに間に合わない乗客が続出する恐れがあると警告した。
「オーストラリアの航空システムは非常に安全であり、管制官は優れた仕事をしている。しかし、十分な人員と安定した勤務体制を確保する必要がある」とベケット氏は強調した。今回の問題について、「何が起きているのか明確にする必要がある」として、さらなる説明を求めている。
ソース:news.com.au – Sydney airport passengers continue to experience delays after day of chaos