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鳥インフルワクチン接種、約1万羽を対象 世界最大規模か

【ACT17日】   オーストラリアで実施される鳥インフルエンザのワクチン接種計画について、その規模が明らかになった。世界最大規模となる可能性がある。

オーストラリアで進められているH5N1型鳥インフルエンザのワクチン接種計画は、世界でも過去最大規模の取り組みとなる可能性があり、160種を超える鳥類が接種対象となる。

アルバニージー政権は、オーストラリアで特に感染リスクが高い鳥類を対象とした接種計画について、各州・準州の政府と協議を進めてきた。9月17日時点で、各州・準州の首席獣医官は162種の鳥類を対象とする接種計画を承認しており、約9916羽がワクチン接種を受ける見込みだ。

対象には、NSW州内に生息するコガタペンギン500羽以上も含まれる。コガタペンギンはすでに感染力の強い鳥インフルエンザによって死んでおり、対象地域にはシドニーのノーザン・ビーチズ、州最南部のサウス・コーストにあるエデン、ライオン島、バルンガバなどが含まれる。VIC州では、キガシラミツスイ、スイフトオウム、オレンジベリーインコ、プレーンズ・ワンダラーなど95種、最大1385羽の飼育鳥が接種を受ける予定だ。TAS州でも、約350羽のオレンジベリーインコが対象となる。

ジュリー・コリンズ農業相は、政府が鳥インフルエンザを深刻に受け止めており、「だからこそ、世界的にも重要なワクチン接種の取り組みを進めている」と述べた。

「我々は約200万豪ドルを投資し、CSIROや国内外の主要な科学者とともに、このワクチン接種に向けて多くの準備を進めてきた。今後も州・準州政府と緊密に連携し、このワクチン接種を進めることで、H5型鳥インフルエンザの脅威から、オーストラリア固有の象徴的な鳥類を守っていく」

連邦政府、州政府、準州政府は、飼育下にある優先対象の在来種にワクチンを接種するため、全国的な方針に合意している。ただし、具体的にどの種を対象とするかを決定し、それぞれの管轄地域で接種を実施するのは各州・準州となる。

一方、野生の鳥類を対象とした大規模なワクチン接種は、不適切または実行が困難と判断されており、実施は検討されていない。ワクチンは3~4週間の間隔を空けて2回接種する必要があるためだ。一部の野鳥についてはワクチンを接種する可能性もあるが、それは非常に限定された特定の状況に限られる。

比較すると、ニュージーランドではこれまでに、わずか5種の「主要繁殖鳥」300羽にワクチンを接種している。オーストラリアではこれまでに、野生動物におけるH5N1型鳥インフルエンザの感染確認事例が500件以上、当局に報告されており、大量死の発生も報告されている。感染が確認された動物には、カンガルー島沖のオーストラリアアシカや、SA州フルリオ半島のグールワで見つかったハンドウイルカも含まれている。

オーストラリアは世界で最後にH5N1型鳥インフルエンザの被害を受けた大陸となっており、これまでにバイオセキュリティー対策、監視、対応のため約2億7000万豪ドルが投資されている。

ソース:news.com.au – Almost 10,000 birds to be jabbed under bird flu vaccination program

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