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火災当局、今春に山火事リスクが高まる地域を公表

【ACT19日】   オーストラリアの火災・緊急対応当局は、今春に山火事のリスクが高まる地域を公表した。

降雨不足、増加した可燃物(燃料)量、乾燥した土壌条件により、オーストラリアの広い地域で今春の山火事への警戒が強まっている。特に、NSW州北部の内陸部、VIC州沿岸部、TAS州、WA州、さらにNT準州とSA州北部の広大な地域が注意が必要な地域に指定された。

オーストラリア・ニュージーランド消防・緊急サービス協議会(AFAC)は19日、9月から11月までを対象とした季節別山火事予測を公表し、多くの州・準州で山火事リスクが平年より高まるとの見通しを示した。この予測は、全国の火災専門家に加え、気候予測や火災気象の専門家である気象局が共同で分析を行い作成された。

警戒地域には、NSW州の北部と南東部、QLD州南東部、TAS州北東部、WA州の一部、SA州、VIC州、そしてNT準州の広範囲が含まれる。AFACのロブ・ウェブ最高経営責任者(CEO)は、東部の乾燥した気象条件と、中部および北部で増加した可燃物が重なったことで、国内の複数地域で火災リスクが高まっていると説明した。

ウェブ氏は、「地域ごとに危険要因が異なるため、自分たちの地域の状況を理解し、早めに備えることが重要だ」と述べた。また、「今春に火災リスクが高い地域がある一方で、平年並みと予測される地域でも山火事は発生し得る」とし、住民に対して最新情報を確認し、地元の消防・緊急当局の指示に従うよう呼びかけた。

NT準州では、ほぼ全域が山火事多発の可能性がある地域に指定され、例年より長い火災シーズンが11月まで続く見込みだ。

AFACによると、NT準州では、近年の洪水や大雨の影響で例年以上に大量かつ連続した可燃物が蓄積しており、特に危険な状況となっている。警戒区域には数十の小規模集落や町が含まれ、アリススプリングスやテナントクリークなどの主要都市も対象となっている。NSW州北部では、季節降水量が大幅に平年を下回っており、アーミデール、タムワース、ウォルチャ、ユーララ、ガネダ、クイリンディなどで山火事リスクの高いシーズンになると予想されている。

NSW州とVIC州の州境沿岸部では、ベガ、メリンブラ、イーデン、マラクータ、レイクス・エントランス、ベアンズデールなどが警戒区域に含まれた。

TAS州北東部の大部分も高リスク地域とされ、ビチェノからケープ・ポートランドまでの海岸線一帯と、ジョージタウン周辺が対象となっている。

WA州では、スターリングレンジ国立公園周辺や、ジェラルトン内陸部のミュレワ、モラワなどがリスクの高い地域とされた。

SA州では、今年前半が観測史上4番目に暖かいスタートとなり、最高・最低気温とも平年を大きく上回った。また、1月から6月までの降水量は観測史上2番目の多さだった。今春は平年より気温が高くなる可能性が高い一方、9月の降水量は平年を下回ると予測されている。

QLD州では、地域ごとの降水量、土壌水分、気温、可燃物の状況の違いから、山火事リスクは地域によって異なる見通しだ。州の広い範囲では季節外れの降雨によって火災リスクが抑えられているものの、州南部内陸からダーリングダウンズ、グラニットベルトにかけては比較的乾燥した状態が続いている。これらの地域では今春、平年を上回る火災危険度が予想される一方、チャンネル・カントリーでは比較的リスクは低いとみられている。

ソース:news.com.au – Fire authorities reveals parts of Australia at increased risk of bushfires this spring

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