【SA16日】 SA州で、DVに関する大規模な調査を受け、アルコールに関する新たな厳しい規制が導入された。
酒類の販売と配送に対する規制を強化する新法が、SA州議会を通過した。今回の変更により、24時間対応の酒類配送が終了し、オンラインで注文した酒類を配送する前に、義務的な2時間のクーリングオフ期間が設けられることになった。
これは、州がドメスティック・バイオレンス、家庭内暴力、性的暴力をめぐる王立委員会による調査を実施したことを受け、アルコールに関連するDVを抑制するための措置である。法改正により、夜間に自宅へ酒類を配送することはできなくなり、当日配送も午前10時から午後10時までに制限される。
また、オンラインで酒類を注文してから配送されるまでの間に「セーフティ・ポーズ(安全のための停止時間)」と呼ばれるクーリングオフ期間も導入される。この「セーフティ・ポーズ」により、オンラインで注文した酒類は、注文から少なくとも2時間が経過するまで配送できなくなる。
これらの措置はオーストラリアで初めて導入されるもので、SA州がこのような制度を取り入れる国内初の州となった。
マイケル・ブラウン消費者担当相は、「今回の画期的な改革は、オンラインでの酒類配送に対する規制を強化し、アルコールに関連する被害を減らすとともに、DVなどの被害を受けた人々をより適切に守るための重要な一歩だ」と述べた。「SA州は、アルコールのオンライン宅配が普及する中で、アルコールが家庭内暴力やDVを助長・悪化させる可能性があることを踏まえ、人々を守るための安全策を導入する上で先導的な役割を果たしている」
ドメスティック・バイオレンス、家庭内暴力、性的暴力担当相のアリス・ロールズ氏は、DVにおけるアルコールの役割について、政府が「無視するわけにはいかない問題」だと述べた。「これは利便性よりも安全を優先するための措置だ。被害者や家族を守り、アルコールの購入や配送の方法が変化する中で、それに合わせて法律も対応できるようにすることが目的だ」
ソース:news.com.au – South Australia passes tough new booze laws following DV inquiry