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数百の薬局で慢性疾患の治療が可能に NSW

【NSW11日】   大規模な医療制度改革により、慢性疾患を抱える人が通常のGP(一般開業医)の診療待ち時間を避け、薬局で治療を受けられるようになる。

NSW州では今後、日常的な健康上の問題について、通常のGP診療所での待ち時間を避け、薬局で治療を受けられるようになる。ミンズ労働党政権が10日に発表した新たな試験制度では、薬局に対し、中耳炎などの耳の感染症や傷の治療に加え、高血圧や慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった慢性疾患への対応を認める。さらに州内の250カ所の薬局が新たに認定され、経口避妊薬の処方や、吐き気・嘔吐、逆流症、鼻炎、筋骨格系の痛み、ニキビなどの治療にも対応できるようになる。

クリス・ミンズ州首相は、今回の変更により「患者により多くの選択肢が生まれ、地域社会で受けられる医療が増え、本当にGPを必要としている人がより多くの診察枠を利用できるようになる」と述べた。

ミンズ州首相は10日、オーストラリア薬局組合での講演で、労働党政権は「瀕死の状態にある」医療制度を引き継いだと述べた。「日曜日の午後に大規模な公立病院のどこかを訪れれば、医師や看護師が非常に大きな負担を強いられていることが分かる。毎週何千人もの患者が訪れ、その中には治療を受ける前に立ち上がって病院を出てしまう人も多かった」と同氏は述べた。NSW州のライアン・パーク保健相は、薬局は「地域社会の人々にとって重要な医療提供の場」だとし、今回の改革案によって「より多くの医療サービスを提供できるようになる」と述べた。

州政府は、定期的なGPの診察は子どもの健康管理において引き続き不可欠であり、薬局への受診だけで完全に代替すべきではないとしている。今回の発表は、これまでに導入された改革をさらに拡大するものだ。既存の制度では、研修を受けた薬剤師が尿路感染症の治療、ホルモン避妊薬の再処方、湿疹、帯状疱疹、とびひ、乾癬などの軽度な皮膚疾患への対応を行うことが認められている。

ミンズ州首相が改革への期待を示す一方、オーストラリア医師会(AMA)は強く反発し、今回の発表を一般開業医への「侮辱だ」と批判した。NSW州AMAのフレッド・ベトロス会長は、今回の措置は「患者をより大きな健康被害のリスクにさらす」と述べた。

「耳の感染症や傷、急性の嘔吐、高血圧、慢性閉塞性肺疾患の治療は、薬を調剤する業務の延長ではない。これらはすべて、より深刻な疾患を隠している可能性がある」と同氏は話した。「子どもの耳の痛みはよくある症状だが、必ずしも耳の感染症とは限らず、多くの場合、抗生物質は必要ない。治らない傷は、糖尿病や血管疾患の最初の兆候である可能性もある」

ベトロス医師は、ミンズ政権が薬局に移管しようとしている疾患の多くは、より深刻な病気の症状として現れることが多く、医師による診断が必要だと述べた。「嘔吐は診断名ではない。症状の一つにすぎず、その背後には虫垂炎、腸閉塞、糖尿病性ケトアシドーシス、髄膜炎、子宮外妊娠、心筋梗塞などが隠れている可能性がある。制吐薬では、これらの病気のどれも治療できない」と同氏は述べた。「嘔吐は抑えられても、その原因となっている病気は進行し続ける。患者は症状が改善したと感じて帰宅し、その後、虫垂が破裂する可能性もある」

オーストラリア医療従事者連盟(ASMOF)NSW州支部のニック・スプーナー会長もミンズ州首相を同様に厳しく批判し、同政権が「プライマリーケアと公立病院サービスの慢性的な人手不足と資源不足に取り組むのではなく、近道を探している」と非難した。

「薬剤師は医療制度において重要な役割を担っている。しかし、薬剤師の業務範囲を拡大することは、複雑な疾患を診断し、治療を調整し、適切な専門医への紹介を行うための訓練と専門知識を持つ医師に、患者が適時にアクセスできる体制を整えることの代わりにはならない」と同氏は述べた。

ソース:news.com.au – Hundreds of NSW Pharmacies given permission to treat chronic illnesses in effort to relieve GPs

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